設備紹介~ラップバー~

前回に引き続き、ピストン楽器の調整に使うラップバーを紹介します。
こちらの画像がラップバーです。

 

この道具は鉄製で、各楽器のケーシングの径にぴったり合わせて作られています。
なので、トランペット用、ユーフォニアム用、フリューゲルホルン用など、楽器の種類別の他に、
ヤマハ用、バック用、マルカート用など、各メーカー専用のものが存在します。

 

 

上から、ヤマハトランペット用、マルカートトランペット用、ヤマハユーフォニアム用分解式ラップバー、
ヤマハユーフォニアム用、ヤマハチューバ用です。

 

 

以前紹介した、ラップ剤を少量ラップバーにつけます。

 

 

そのラップバーをつけてケーシングをラップすることにより、ゆがんでしまったり、汚れてしまったケーシング内を、
ピストンの形ぴったりに修正することが出来ます。

 

このあとに、ピストンとケーシングをラップすることで、引っ掛かりの無い、
すばやいピストンの動きとなるよう調整していくのです。

 

さて、前回、前々回に引き続き、三回にわたってピストンの調整に使う工具を紹介してきました。
皆様のピストン、調子はいかがですか?

もし、途中で引っかかってしまう、などありましたら、ぜひこの機会に調整をご検討ください。
これまで紹介した道具たちが、大活躍いたします!!

ページの先頭へ