お手入れ方法〜抜差管〜
管楽器お手入れ方法、今回は抜差管のお手入れ方法を紹介します。
ここで必要となるのは、ピストンのお手入れで紹介したクリーニングロッドです。
ピストンのお手入れと同じように、クリーニングロッドにガーゼを通したものを用意してください。
それでは、メンテナンスを始めます。
まず、抜差管をすべて抜いてみてください。
*なお、ここでは、トランペットを例にして説明します。
この時、管を傷つけないよう気をつけましょう。
柔らかい布の上などに管を置くと良いです。
次に、ガーゼ等で、抜差管についている古いグリスなどを拭き取ります。
古いグリスが残っていると、管体には良くないので、しっかりと拭き取ってください。
続いて、菅の中をクリーニングロッドで掃除します。
中の水分、汚れ等が残らないよう掃除してください。
この時、あまり強く掃除すると、管が変形してしまう可能性があるので、
優しく掃除を行うようにしましょう。
しっかりと汚れを取ったら、新しいスライドグリスを塗って、本体に戻します。
トランペットの場合、1、3番のトリガー部分はチューニングスライドオイルというものがありますのでそちらを使います。
*ただし、トリガーを演奏中に使わない方、1、3番の管がトリガーになっていない方はグリスを使用してください。
すべての管を戻し終えたら、メンテナンス終了です。
管からグリスがはみ出していたら、必ず吹きとってください。
楽器を毎日吹く方であれば、一週間に一回を目安に行うと良い状態を維持できるかと思います。
わからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください!!