管楽器お手入れ方法~ピストン~

 

管楽器お手入れ方法、二回目の今回は、金管楽器のピストンのお手入れを紹介します!

 

用意していただく物 

1、クリーニングロッド
2、ガーゼ
3、バルブオイル
4、綿棒(あると便利です)

 

まずは、準備として、クリーニングロッドにガーゼを巻いていきます。 

こちらがクリーニングロッドです。

 

 

クリーニングロッドの先端の穴にガーゼをとおし……

 

 

くるくると巻きつけます。

 

 

完成!これでバルブケーシングの中を掃除します。

 

 

これは悪い例です。ロッドの先端までガーゼでしっかりと覆ってください。
管内を傷つけてしまいます。

 

準備が出来たら、早速ピストンをケーシングから外します。

この時、底フタも一緒に外します。
ガーゼで汚れをふき取りましょう。
また、ピストンの穴の汚れは、綿棒などで掃除します。

 

 

そして先程のクリーニングロッドでケーシング内の汚れをふき取ります。

1番から3番ケーシングまで、中の汚れをふき取っていきます。
この時、ケーシングにロッドを入れるのがきついと感じたら、無理をせずに
ガーゼを巻きなおしてください。
巻きつける回数で太さの調整が可能です。

 

 

全てのケーシングの掃除が終わったら、ピストンを戻します。
バルブオイルを少量さし、笠ネジを締めたら、ピストンを数回動かして 
オイルをなじませてください。

 

 

 

また、ピストンには、番号が打ってありますので、ケーシングに戻す際は
そちらを確認し、間違えないように注意してください。

 

 

 

1番から3番まで、全てのピストンにバルブオイルをさして、オイルをなじませたら、底ネジをとりつけ、メンテナンス終了です!
最近、バルブオイルはどのくらいの頻度でさしたらいいの?という質問をよくいただくのですが、基本的には毎日です!!
ケースから出し、演奏する前。演奏後ケースにしまう前。最低でも、この2回のタイミングではさすようにしてください。
バルブオイルは、軽い油です。とても流れ落ちやすいので、注意してあげてくださいね!

 

 

いかがでしたか?
今回の説明で、何か分からないことがあれば、お気軽にメッセージをお寄せください。
スタッフが誠心誠意、説明させていただきます!

 

 

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