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前回で記念すべき10回を迎え、今年も開催された学生バンド大会!
会場となる「四谷OUTBREAK」がある地下へと続く階段を下りると、
そこは外のうだるような暑さとは打って変わって、利きすぎた空調が寒いくらいでしたが…
リハから徐々に会場があたたまり始め、開場の頃にはもう熱気むんむん。
そして、開演と同時に外の暑気も吹き飛ぶほどの熱いライブになったことは言うまでもありません。
それでは、その模様をご覧ください!
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ESOTERIC
スタートを飾ってくれた5人組ロックバンドESOTERIC。
司会者 浅野の開演宣言にかぶるようにしてスタートした熱いパフォーマンスに、
開演一曲目から会場はこれでもかというほどにヒートアップ。
自己紹介で「アホな五人組」なんて言いつつも、きっちりと練り込まれたオリジナル曲も披露。
とにかく頭を振って振って、こぶしを突き上げてのあっという間の20分間を駆け抜けました。
La・France
初めてのライブハウスで緊張しているといいつつも、
結成からたった3か月とは思えないしっかりとしたパフォーマンスを見せてくれた5人組バンドLa・France。
supercellやAcid Black Cherryなど幅のある選曲と
イケメン根本くんのドラミングを中心に息の合った演奏で会場を魅了してくれました。
期待のホープとして、これからが楽しみに楽しみな彼らの活躍を、
是非ともまた来年四谷で見せてくれると嬉しいです!
村田女子2年
学生バンド大会のニューフェイス・2年C組の仲良しバンド。
「村田女子高校軽音楽部2年」というバンドは去年も出場していましたが、当然ながら彼女らは3年となり、
その時は1年生だった彼女たちが、新しい顔ぶれとして村田女子2年の名前を継いで登場です。
ELLEGARDENの名曲をベースボーカルながら堂々と唄い上げる谷林さんを支えるような
それでいて曲の勢いを増しながらのバンドの演奏で、
宣言通り、ガールズバンドとは思わせない音圧のあるでESOTERIC、La・Franceに続いて
更に会場の盛り上がりを加速させてくれました。
969 Rock Highhatt Clutch
今大会BEST VOCALISTに選ばれた小山くんを擁する彼らは、
THE BACKHORNの刃、罠、シンフォニア、そしてコバルトブルーを
「バックホーンといえばオレらだ!」という言葉に恥じない高い演奏力とピッタリと合った息で熱演 。
彼らも観客席も汗だくになって、もはやお風呂上り状態!
ちなみに余談ですが、下倉楽器内では彼らのバンド名がカッコいいと評判になっていたこともお伝えしておきます。
Maiking Color
今大会最多の人数で臨んだ彼女らは、実は昨年の第10回学生バンド大会に「村田女子高校軽音楽部2年」として出場した彼女ら!
2年というバンド名のタスキは後輩に譲り、3年となった彼女らは、
AKB48や大塚愛、GReeeeNとポップスから、SCANDALやYUIのロックナンバーまで、
曲ごとにメンバー・パートが大きく入れ替わりながらバンド名のごとくカラフルななステージを見せてくれました。
Masturb****n
「俺らの演奏で気持ちよくなってください!」
という言葉から始まった演奏で、会場は直前に出演していたMaiking Colorとはまた違う色に。
ギターもベースもボーカルも何度も何度も頭を振りながら前で出て行き、最前列の観客と大暴れ。
エネルギッシュでパワーのあるパフォーマンスに会場のボルテージは上がるばかり。
ちなみにVocal増田くんが大声で叫んでくれたバンド名は諸事情により一部伏せさせて頂いております。
きっとまたどこかで熱いライブをやってくれるはずなので、気になった方は追っかけてみてください!
HOTIKS
さて、全12バンド出場の中で折り返しての7バンド目は、
元気な青春バンド!という自己紹介に違わず元気いっぱいな5人組 ホチキス。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのソラニンを除く2曲全てオリジナルという布陣で臨んでくれました。
とあるメンバーは興奮した観客たちにももくろZの紫色の人が好きというプライベートなことまで暴露されつつも、
そのレベルの高い作曲センスと一糸乱れぬ演奏で会場を魅了。
LOUDAMSTARS
やって参りましたメタラー4人組。なんとこのバンド名は日本を代表する
元祖ヘビメタバンドLOUDNESSのギタリスト高崎晃氏直々の命名だとか。
セットリストのバンド紹介の欄では「日程が合わなくてろくに練習もできず」「ギター以外は初ライブ」なーんて
初々しいことを書いておきながら、圧巻のパフォーマンスで会場を盛り上げ、ギターの西野くんは見事BEST GUITARIST賞を受賞!
ヴォーカルの宮崎くんも「世界平和」と書かれた日章旗ノースリーブを着て(観客席にいても)目立ちまくり。
ライブハウス四谷OUTBREAKのスタッフ佐藤さんのtwitterでもこのノースリーブやハイトーンボイス、
そしてギター西野くんのライトハンドが最高!と大絶賛でした。
(どれも絶対モテないけどな!というオチ付き)。
Gravity Liberation
今大会で唯一3ピース編成のGravity Liberationは、大泉高校軽音部の幹部3人組。
ベーシストながらギターボーカルを務めた高木さん、リア充ベーシストもっくん、常時睡眠不足の松岡さんという個性的な組み合わせが
ちょっぴりふわふわした不思議な空間を作り上げてくれました。
これからもこの個性にどんどん磨きをかけていって欲しい逸材です!
Suck
ドラムの高林くん以外みんなまじめというSuckは、ベーシストの長久保くんが
前列の女子達から「かわいい!」と声を受けたり、なんだかスタート前から和やかムード。
しかしその和やかムードは演奏が始まるや否や一変、ボーカル岡田くんが真っ赤なマイマイクを振り回すわ、
かわいいと黄色い声援を受けて照れていた長久保くんは愛機の5弦ベースと共にステージ上を縦横無尽に動き回るわで、もう大騒ぎ。
飛んで飛んで跳ねて跳ねて、セットリストから急きょ1曲追加して、オリジナル2曲を含む5曲を披露してくれました。
PAMNG
こちらは朋優学院の3年生と2年生がそれぞれ二人ずつの混成バンド。
Doesの人気ナンバーバクチ・ダンサーとオリジナル二曲というセットリストでしたが、
とにかく肉が好きなようで、オリジナル曲のテーマはなんとスキヤキ。
会場との一体感を溢れんばかりの肉への愛を感じるステージでした。
寺
いよいよやって参りました。本大会トリを務める寺は、4人組。
おしゃれな男くささをテーマに掲げる彼らは、実は今年度のバンドコンテストで都大会優勝という実力者たち。
とても高校生とは思えない作曲センスと演奏技術を土台に4曲を披露。熱く勢いのあるステージを見せてくれました。
あっという間の20分で、もう会場の熱気は最高潮!
このライブの後関東大会に進むとのことなので、みなさん是非とも応援しましょう!
ゲストライブ Slur
今年は下倉バンドの出演はなかったのですが、
都内を中心に活動する二人組ユニットSlur(スラーの)お二人がゲストとして駆けつけてくださいました!
ギターの椿本匡賜さん(通称つばっきー)と大谷祐希さん(通称ゆっきー)のお二人が奏でる楽曲に、みんなは釘づけ。
時に一緒になって手を振り、時には食い入るようにそのギターテクニックやボーカルに聞き入って…
最高の演奏で今年のバンド大会を締めくくってくださいました!
Slurのお二人も本当にありがとうございました!
今大会の各賞!
BEST Guitar : 西野 宏規 (LOUDAMSTARS)
BEST Bass : 山本 昴淳 (寺)
BEST Drum : 工藤 健介 (寺)
BEST Vocal : 小山 亮介 (969 Rock Highhatt Clutch)・Making Color (バンド受賞)
BEST Band (Grand Prix) : Suck
グランプリを受賞したSuckのみんな
今年もみんな例年にたがわず、いや、例年よりも遥かにレベルの高いパフォーマンスを見せてくれ、
迷いに迷っての審査となりましたが、以上の様に決定致しました!
お世話になった四谷OUTBREAKの皆さん、出演し熱い演奏を届けてくれたくれたみなさん、
そしてお越しくださったオーディエンスのみなさん、本当にありがとうございました!
また来年、この場所で会えることを楽しみにしています!