2010.6.7 ジム・ロス氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

6月 9th, 2011

 

 

日時 2010年6月7日(水)

【スケジュール】

11:00~12:00 12:00~13:00 15:00~16:00 16:00~17:00

【講師】  JaaaJja Jjjじゃめs jJ  

【協力】 ヤマハ(株)

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
 

カナダ・バンクーバー出身。メトロポリタン・オペラ管弦楽団のメンバーになって13シーズン目を迎えた。在籍中にニューヨーク・フィルの2ndトランペットのオーディションにも合格したことがある。オーケストラでの活動の他、カナディアンブラスやニューヨーク・フィルのブラスアンサンブルなどとの共演、セントルークス室内管弦楽団での演奏、様々な録音への参加、後進の指導など幅広く活躍している。これまでにVincent Cichowicz, Thomas Parriott, Susan Slaughter and Michael Sachsらに師事。

アメリカに移る前は、バンクーバー・オペラ・オーケストラの首席トランペット奏者を務め、CBCチェンバーオーケストラでも活躍していた。

現在はニュージャージー在住、趣味は料理とワイン収集。

使用楽器:YTR-9335CHS, YTR-9445CHS

11:00~13:00  松井洋輔さん 東京芸術大学卒業 

曲目:Etudeとオーケストラスタディー他

感想:すばらしい時間でした。

 

 

 

 

14:00~15:00  子坂悠樹さん 日本大学芸術学部3年生

曲目:Concert pice Opus12

感想:ジムさんがとてもいい人で楽しい時間でした。

    

 

 

    

16:00~17:00 圓谷 努 さん    東邦音楽大学卒業

曲目:モーツァルト/コンサート アリア

 感想:ベーシックな事も音楽的なアプローチで、というアイディアとても勉強になりました

 

 

 

 

 

 

 

修理の豆知識 「キイオイル」

5月 28th, 2011

今回はキイオイルの注し方についてご説明します。

リペアセンターにご来店頂いたお客様から頂くお話の中で

「キイオイルはどこに注すんですか?」

「どれくらいの頻度で注せば良いですか?」

と、聞かれることが多くあります。

キイオイルを購入してもどのように使用すれば良いのかお困りの方が多いようです。

 

まずキイオイルが切れてしまった時、どのような症状が起こるかというと

金属同士の摩擦によって、雑音(キイノイズ)が出てきたり、キイを動かすのと一緒に

ネジも回り、緩んできたりします。

腐食や錆びの原因にもなり、キイの動きが悪くなり、ひどくなると全く動かなくなる場合もあります。

このような不具合を防止するために、キイオイルはとても重要なアイテムなのです。

 

それではキイオイルの注す場所ですが、キイが動く境目に注して下さい。

パーツが入り組んでいて注しづらい所には、キイオイル用ノズルを使用すると注しやすくなります。

 

オイルを注しすぎると管体やキイに接着しているコルクやフェルトが剥がれやすくなったり

タンポを傷めたりしますので、注意して下さい。

 

余分なキイオイルは綿棒などでしっかり拭き取りましょう。

そしてキイオイルを注す頻度はひと月に一回くらいで問題ありません。

 

キイオイルを自分で注すのが不安な方、楽器の状態が不安な方はぜひリペアセンターに

ご相談下さい。

 

キイオイルをお求めの方は下倉楽器にお越し頂くか、下倉楽器WEB SHOPで!

http://www.shimokura-webshop.com/products/list.php?mode=search&brand=&shop_id=&category_id=821&name=KEY+oil&search.x=14&search.y=9

 

管楽器リペアセンター 野﨑

2011/5/15アレン・ヴィズッティー氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

5月 22nd, 2011

 

日時 2010年5月15日(木)

【スケジュール】

13:30~14:30/14:30~15:30/

15:30~16:30/16:30~17:30/

 

【講師】アレン・ヴィズッティー Alen Vizzutti

【協力】 ヤマハ(株)

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
アメリカ・モンタナ州に生まれる。奨学金を得てイーストマン音楽学校に入学し、
同校のアーティスト・ディプロマを修得した唯一の管楽器奏者である。
多彩な表現力を持ち、これまで60カ国以上で、チックコリア、ドク・セヴァリンセン、チャック・マンジョーネ、ウディ・ハーマンなど世界一流のアーティストと共演。
また、アメリカ主要都市オーケストラを始め、ブタペスト放送交響楽団、セントポール室内管弦楽団、NHK交響楽団などと共演。
演奏活動の他、イーストマン音楽学校、バンフ芸術センター、カンザス州立大学、
オハイオ州立大学、西テキサス州立大学、トランペット・アカデミー・ブレーメン(ドイツ)
などで後進の指導に当たり、オリジナルのトランペット教則本も世界各地の教育者に
使用され、好評を得ている。
 

 

13:30~14:30 三浦彩夏さん(尚美コンセルヴァトアールディプロマ1年生)

曲目:エネスコ/レジェンド   ベーメ/コンチェルト

 

感想:とても分かり易くご指導いただきました。通訳の方もとても丁寧で良かったです。

 

 

 

 

14:30~15:30 関根史郎さん  

 

曲目:ブラント/コンサートピースNO2

 

感想:間近で音を聞くことができて刺激になりました。今後の自分の課題となりました。

   

 

 

    

15:30~16:30  高橋愛隆氏さん    

曲目:ベーメ/コンチェルト

 感想:とても楽しい感じのレッスンでとてもためになりました。

 

 

 

16:30~17:30 鈴木翔大さん 日大芸術学部4年生

 

曲目:エネスコ/レジェンド

 

感想:先生はとてもフレンドリーだったし、通訳の方も丁寧に話して下さったので聞きたいこともしっかり聞けた。

 

 

 

リペアーセンターにて

 

 

  

2011/05/14(土) ティム・モリソン氏 トランペットマスタークラス イベントレポート

5月 20th, 2011

【日時】 2011年5月14日(木)

【スケジュール】

11:00~12:00/休憩

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00

 

【講師】 Tim・Morrison   ティム・モリソン

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
元ボストン交響楽団首席トランペット奏者・元エンパイヤブラスメンバー
1955年アメリカ、オレゴン州生まれ。ニューイングランド音楽院でトランペットをロジャー・ヴォアザン氏、アルマンド・ギダーラ氏に師事し、同音楽院より最優秀卒業者賞を授与されている。
24歳で名門ボストン交響楽団に入団。1984年同楽団を一時離れ、「エンパイヤブラス」に参加、 「エンパイヤブラス」では世界を各地で演奏活動を展開、その公演回数は年間100公演にもおよんだ。1987年、彼はボストン交響楽団に副首席として復 帰、その後首席奏者に就任、1997年まで首席を務めた。一方ポップスの分野では巨匠ジョン・ウィリアムス氏の絶大な信頼を受け、アポロ13号、JFK、 プライベートライアン、7月4日に生まれて など数多くの映画音楽の録音に参加している。
現在フリーランスの奏者として世界各地のオーケストラに招かれて客演、また指導者としても各国よりマスタークラスに招かれている。更に近年はサイトウキネン・オーケストラ、東京オペラの森オーケストラメンバーとしても活躍している。

11:00~12:00 飛佐瑞月さん 弥栄高校1年生

曲目:ブラント/コンサートピース

 

感想:先生の指導はとてもわかりやすく勉強になりました。
    これからの練習に役立てていきたいです。

 

 

 

14:00~15:00               堀 雄帆さん   東京藝術大学1年生  

曲目:アルチュニアン:トランペット協奏曲

感想:今まで自分で作ってきたイメージ、また吹き方などが180度変えられましたが
    先生に言われた通りに吹いてみると今までみえてこなかったこの曲の表情が
    見えてとても楽しいレッスンでした。ありがとうございました。

    

15:00~16:00 谷口敬基さん    

曲目:アルビノーニ/Trumpet Concert     タルティーニ/Trumpet Concert

 

 感想:何回かティム先生のレッスンを受けましたが毎回そのアイディアに驚かされます。

 

  

 

16:00~17:00 平野加淑さん  洗足学園音楽大学卒

曲目:ベーメ/コンチェルト

感想:とてもわかりやすく教えてくださって、こんなに吹けなくても丁寧に何度も再現してくださって
    とても為になりました。 なによりTPがもっともっと吹きたくなりました。
 

 

 

リペアーセンターにて

設備紹介~ケーシングカッター

5月 5th, 2011

今回は、ロータリーのガタとりに使う工具、ケーシングカッターを紹介します。
ロータリーのガタとは、金属の磨り減りにより、縦や横に必要以上の隙間ができ、動きがガタガタすることを俗にガタと言います。

それを調整するのに使うのが、ケーシングカッターです。
こちらの写真がケーシングカッターです。

円を描くように、ギザギザした刃がついています。
この刃で、ロータリーのケーシング部分を削り、ガタをなくします。

上の写真は、実際にガタとりをしているところです。
ロータリーを分解し、ケーシングを削ります。
この時、削りすぎてもロータリーの動きは悪くなりますので、慎重さを要する作業なのです。

2011/5/3~5 チャリティコンサート・イベントレポート!

5月 4th, 2011

2011年3月11日午後2時46分、東北地方を中心にした東日本一帯を、マグニチュード9という史上初の規模の大地震が発生。その数十分後に東北地方の太平洋側を想像を絶する大津波が襲い、数多くの命が奪われ、数多くの都市機能が破壊され、そして最後に、あまりにも杜撰な長年にわたる数多くの人為的ミスにより、全世界に影響を及ぼす最悪の原子力災害まで引き起こした。あらゆる行為や言葉の「意味」そのものまで奪いつくす、未曾有の大惨事。しかし「ごく普通の日本人」は、ただ打ちのめされているだけの存在ではなかった。さまざまな復興支援策が、ごく普通の日本人達の手によっていくつも立案され、実行されていった。そのなかにあって下倉楽器は、ゴールデンウィーク恒例の「ドリームフェア」の名称を表記のものに切り替え、収益の一部をチャリティーとすることをいち早く決定。今年はクリニックではなく、三日間にわたり御茶ノ水を舞台に、さまざまなコンサートを行う、ということになったのである。当日は募金箱の他、写真のようなスペシャルアイテム(シール)なども用意された。

つづきはこちらから↓↓↓

2011/5/29 武田忠善先生によるクラリネット選定会

4月 30th, 2011

 

数ある楽器の中から音色・機能・バランスなどをチェックし「これはオススメ!」
という楽器に直筆サイン入りの楽器選定書をお付けしてご提供させて頂きます。
通常¥10,000~の選定料が今回は無料、しかも先生からのワンポイントレッスン
も受けられます。完全予約制のためご予約の際、機種をお知らせ下さい。
機種でお悩みの方は当日、先生にご相談いただく事も可能です。

【日時】2011年5月29日(日)

【スケジュール】

10:30~11:30/13:00~14:00/14:00~15:00

15:30~16:30/16:30~17:30/17:30~18:30

【講師】武田 忠善

【場所】下倉楽器3F試奏室

【協力】ビュッフェ・クランポン株式会社

【機種】ビュッフェ・クランポン

【講師プロフィール】

クラリネットを稲垣征夫、浜中浩一、大橋幸夫の各氏に師事。
1975年に国立音楽大学器楽学科を卒業後、フランス国立ルーアン音楽院に留学し、クラリネットをジャック・ランスロ氏に師事。翌年、同音楽院のクラリネット部門で一等賞を獲得して卒業。
1977年、パリのL.ベラン音楽コンクールで第1位を、1978年、第47回日本音楽コンクールで第1位を、1979年第35回ジュネーヴ国際音楽演奏コンクールでは日本人初の入賞を果たし銅メダルを受賞している。
古典から現代音楽に至る幅広いレパートリーを持ち、全国各地でのリサイタル、オーケストラとの共演などソリストとしての演奏活動や、室内楽奏者としても意欲的に活動している。2002年10月に行なわれたフィルハーモニックカメラータ・ベルリン(ベルリンフィルのマイスターたち)とのモーツァルト/クラリネット協奏曲の共演でも高評を得ている。
また、各地でのクラリネットおよび吹奏楽の講習会に講師として招かれる他、吹奏楽コンクールの審査員をつとめるなど、教育活動も非常に熱心に続けている。2004年10月にはフランス国立パリ高等音楽院の招きを受け、同学内で行われたマスタークラス講師を務め、また併せて催された演奏会では同パリ高等音楽院教授ミシェル・アリニョンと共演し、好評を博した。
現在、国立音楽大学教授、エリザベト音楽大学非常勤講師。
ビュッフェ・クランポン株式会社専属講師。

 

2011/04/21(木) フローラン・エオー クラリネットマスタークラス イベントレポート

4月 22nd, 2011

 

【日時】 2011年4月21日(木)

【スケジュール】

11:00~12:00/12:00~13:00/休憩

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00/17:00~18:00

 

【講師】 フローラン・エオー Florent Heau

 

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

 

【受講料】¥15,000

 

 

 

【講師プロフィール】
パリ国立高等音楽院で学び、プルミエ・プリ(一等賞)を獲得し同大学院へ進む。1991年トゥーロン国際音楽コンクールで第一位受賞。ピアノのジグマノフスキと組んだエオー・ジグマノフスキ・デュオで1994年パリ国際室内楽コンクールと、1995年のFNAPEC室内楽コンクールで第一位受賞。また、ショー的な要素を取り入れた音楽カンパニー『レ・ボン・ベック』を1996年に結成。Voyage de notes(音符の旅)と銘打ったショー(クラリネットとパーカッションによる「音楽詩的なジョーク」)で、音楽とボディランゲージ(特にパントマイム)を融合させた新しい芸術的アプローチを生み出し、欧州各国で公演を行う。
現在、リュエイユ=マルメゾン国立音楽院クラリネット科教授。

 

11:00~12:00 植吉 芽吹さん (札幌大谷大学 卒業)

曲目:ヴェルディ/トラヴィアータ 演奏会用幻想曲

 

感想:先生の印象が、すっごく良かったです。レッスンの内容も面白く大変勉強になりました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

12:00~13:00 松本 真奈美さん 武蔵野音楽大学 卒業

 

曲目:モンブラン/演奏会用小品

 

感想:今の自分にとって必要な事を的確に指摘していただき、とても勉強になりました。

今後の練習にいかしていきたいと思います。先生の人柄もとても魅力的でした。

ありがとうございました。

 

   

 

 

    

14:00~15:00 新井 ひまわりさん 東京芸術大学附属高等学校3年生

        

 

 

曲目:プーランク/クラリネットソナタ

 

 感想:曲の解釈をたくさん教えて頂き、表現の幅が広がった気がします。一緒に吹いてくださったり

本当に素晴らしく感動的なレッスンでした。また受講したいです。ありがとうございました。

 

  

 

15:00~16:00 三上 奈々子さん 東京音楽大学4年生

 

曲目:モンブラン/演奏会用小品

 

感想:素晴らしい先生でした。隣で音楽を聴かせて下さり、とても幸せな時間でした。

ありがとうございました。

 

 

 

16:00~17:00  北岡 羽衣さん  東京音楽大学 卒業

 

曲目: オーケストラスタディ

 

感想:先生に半年ぶりにレッスンを受けて、改めて勉強になったこともあり楽しい時間でした。

ありがとうございました。

 

 

 

 

17:00~18:00 鷹羽 萌子さん 大阪音楽大学 4年生

 

曲目:ストラヴィンスキー/3つの小品

 

感想:自分の気付いていなっかた癖を指摘していただいて、その詳しい練習方法も教えていただき

とても勉強になりました。

 

 

 

 

リペアーセンターにて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修理の豆知識 「トリガー」

4月 22nd, 2011

   

金管楽器には通常の抜差し管と違い、「トリガー」と呼ばれる抜差し管がある事をご存知でしょうか?

金管楽器で音程調節のために抜差管が動かせる機構の事を一般的に「トリガー」と呼びます。

一般的なものだとトランペットやコルネットの第1、第3抜差管。

珍しいところだとユーフォニウムやチューバの抜差管がトリガーになっている楽器も在ったりします。

 

一般的に主管抜差管はチューニングをした後にあまり動かしませんが、トリガーは演奏中でも微妙な音程調節が出来るように動かしやすくなっています。

そのために時々お客様から

「トランペットの抜差管がすぐ抜け落ちてきてしまうのですが、壊れているんでしょうか?」

という質問を頂きますが、これは問題ありません。

もし、トリガーをあまり使うことが無く重たい動きが良ければ、スライドグリスを塗って頂くと自然に抜け落ちてしまう事はなくなります。

また、トリガーには専用のオイルが販売されています。

http://www.shimokura-webshop.com/products/detail.php?product_id=7297

若干重ためのオイルなので、この粘度では重たいと感じる場合はバルブオイルを混ぜると軽めになり、好みの動きに調整することが出来ます。

宜しければお試し下さい。

その他トリガーの動きなどで気になる場合はどうぞご相談下さい。

 

リペアセンター 山本

 

設備紹介~フィラーゲージ

4月 4th, 2011

今回は木管楽器のタンポ調整をする際に、無くてはならない工具の一つである

「フィラーゲージ」

をご紹介します。

 

タンポと音孔(管体に開いている穴)の間に挟み、フィラーゲージを引っ張り穴の塞がり具合をチェックする工具です。

 

引っ張った時の抵抗がタンポ全周、同じになるように調整をします。

フィラーゲージにはクリーニングペーパーや油取り紙を使用します。

この紙の厚さは約0.05mm!

木管楽器は、そんな細かい単位での調整が必要なのです!!

 

リペアセンター 人見

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