楽器の豆知識「バスクラリネットの組み立て方」
今回はバスクラリネットの組み立て方についてご説明します。
まず各パーツの名称です。
① ネック ② ベル ③ 下管 ④ 上管
本体を組み立ててからではセットしづらくなるので、本体を組み立てる前に、ネックにマウスピースをセットしましょう。
次に、ネックと上管をセットします。
この時、サックス同様差し込み方に注意してください。
ネックの先端を持ってセットすると、曲がってしまうことがあるので、根本を持ってひねりながら、入れてください。
また、上管のトリルキイを強く握ると、タンポが傷む原因になるので気をつけて下さい。
上の写真の様に、レジスターキィからネックのキィまでがまっすぐになるよう、セットします。
次に、ベルと下管をセットします。
この時ベルのキイを押さえながらセットしてください。
セット時の注意ですが、捻りすぎてベルのキィポストが下管のキィポストに当たると、
写真のようにコルクがはがれてしまったり、最悪の場合キィが曲がってしまうことがあります。
また、ハネの部分を強くにぎると不具合の原因になります。
なるべくキイの少ない部分を持つように注意しましょう。
向きは下管の真ん中のキイポストとベルのU字部についているキイポストがまっすぐになる様にセットします。
次に、上管と下管をセットします。
差し込む時は下の図のようにキイを押さえ上下管の連絡レバー同士がぶつからないようにして下さい。
最後にペグ棒を差し込んで完了です。
何かご不明な点がございましたら、リペアセンターまでお問い合わせ下さい。