【日時】 2016年2月5日(金)
【場所】 御茶ノ水 下倉楽器 3F
【プロフィール】
16歳でパリ国立高等音楽院に入学し、アンリ・ドゥレクリューズに師事する。18歳でクラリネットと室内楽のプルミエ・プリを得て卒業。そのまま、室内楽の特進クラスに進み、その後ドゥレクリューズの薦めで渡米、ミシガン大学で研鑽を積む。
1972年、ジュネーヴ国際音楽コンクールで2位を受賞。
フランスに帰国後、1978年から1983年までピエール・ブーレーズが率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランで活動。その後、1984年から1989年までパリ・オペラ座管弦楽団のスーパー・ソリストを務めると同時に、オルレアン国立音楽院の教授にも就任した。
パリ・オペラ座管弦楽団に5年間在籍した後、1989年にギィ・ドゥプリュの後任としてパリ国立高等音楽院の教授に指名され、現在に至る。
アリニョンは、フランス国内のみならず世界中でマスタークラスを開催し、教育活動に情熱を傾けている。日本でも毎年、欧日音楽講座を中心に各地でコンサート、マスタークラスを開いている。
また、ビュッフェ・クランポンの製品テスターも務め、近年ではTosca-Clarinetの開発に携わった。
【曲目】トマジ/協奏曲 1楽章
【感想】今までフランスの方の演奏は聴いていても、レッスンを受けたことがなくなぜこのように表現するのか
などを今回初めて教わりとても納得させられました。ためになるレッスンをありがとうございます。
【曲目】ドビュッシ-/狂詩曲
【感想】とても良い経験をさせていただきました。
ありがとうございました。
【曲目】フランセ/協奏曲 Ⅲ,Ⅳ
【感想】 とても素晴らしいためになるレッスンをありがとうございました。
音楽のとらえ方や指など今後役に立つ内容を教えて頂き感無量です。
【曲目】フランセ/協奏曲 第1,2楽章
【感想】とてもわかりやすく大変貴重なレッスンでした。
「ハーモニカの下倉」として当店の教室会員はもとより、個人教室の先生や、サークルを組まれて楽しく活動されている方にも、地元ではかなり認知され浸透した、大宮店の看板企画として根付いた、ハーモニカお手入れメンテナンス講習会を、更に踏み込んだ内容に変更。㈱トンボ楽器製作所さまのご協力により開催。
前回より、全2回の開催の第二段として企画。前回の構造、仕組みを受講頂いた方に今回はご自身のハーモニカを、講習を受けながら、実際に分解、修理、組み立てまで行って頂く実技講習会です。日頃、御利用を頂いている教室や、サークルの皆様に、ご利用感謝の気持ちの一環として、開催致しました。13名の参加で熱気あふれる講習会となりました。次回は、6月に「初級の構造、仕組み編」として開催の予定です。
開催要項及び出場申込みについて
多摩音楽振興会事務局
年末恒例のイベントTAMAアンサンブルフェスタが行われました。
2015年12月26日(土)中学校の部
2015年12月27日(日)高等学校の部
八王子市芸術文化会館 いちょうホールにて
両日とも多くの人が来場し、出演者もやる気に満ち溢れ素晴らしい演奏が続きました。
特別賞受賞団体の発表です!
小ホール特別賞
【日時】2015年12月17日
【場所】御茶ノ水 下倉楽器 3F
【時間】 11:00~12:00 12:00~13:00 14:00~15:00 15:00~16:00 16:00~17:00
【講師】 スティーブン・ミード
【協力】 ビュッフェグループジャパン
【プロフィール】
世界中のブラス愛好家にとって、スティーブン・ミードについての説明は必要ないであろう。
ユーフォニアムを知っているならば彼を知っているはずだ。彼はソリストとして新しい境地を切り開き続けている。
公演回数は年に75回を越え、彼がほぼ絶え間なく演奏旅行をしているのが分かる。
この驚くべきキャリアは、イギリスの幾つかの優秀な金管バンドのメンバーとして成功を納めた事から始まる。
誰も彼の様に絶えず演奏旅行をしたり、世界中の素晴らしい金管バンド、吹奏楽、オーケストラと共に定期的
に演奏をする人はいないであろう。
彼は協奏曲を、ノルウェー、フィンランド、ポーランド、アメリカ、カナダ、イタリア、日本、リトアニア
そしてドイツを含む世界の多くの国のオーケストラと共演している。
ソリストとして、ギャルド・レピュブリケーヌ音楽隊(フランス・パリ)、イギリス空軍中央音楽隊(イギリス・ロンドン)、
イタリア警察音楽隊(イタリア・ローマ)、オランダ海軍音楽隊(オランダ・ロッテルダム)、
アメリカ軍隊音楽隊(アメリカ・ワシントン州)を含む、世界中の主な軍隊音楽隊と共演している。
ロンドンのアルベルト・ホールで行われた全英ブラスバンド選手権では、
4度のユーフォニアム・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを、BBC TVでは2度のベスト・ブラスと共に
ベスト・ソリストを受賞している。
CDをリリースは65枚を超え、世界で最も録音の多い管楽器奏者の一人であると言われている。
その内の多くのCDは国際的な賞を受賞しており、特にアルバム『ダイアモンド』は
2012年の金管出版物全ての中から、ソロCD・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
更に、彼のユーフォニアムの為の教育文献への強い貢献は比類なく、それらはデ・ハスケやスタジオ・ミュージック等の
大手出版社から出版されている。
音楽レーベル、ボッキーノ・ミュージックのオーナーでもあり、
2002年以降の彼のアルバムはそこから制作・流通されている。
管楽器教育者として名高い事も知られている。彼はイギリスのマンチェスターにある
王立ノーザン音楽大学で講師をしており、またヨーロッパと日本にて音楽大学等の客員講師もしている。
近年では王立ノーザン音楽大学よりフェローを授与されている。
イタリア、ポルトガル、リトアニア、スロヴェニア、ロシア、オーストリア、そしてクロアチアでは、
その国にとって初となるユーフォニアム・マスタークラスを勤めた。
世界中から彼のもとへ生徒達は勉強する為にイギリスへ渡り、その中から多くのプロ奏者が輩出されている。
楽器のデザインと顧問をする為、25年以上ベッソンと共に働いている。
ビュッフェ・グループ社の中でベッソンと共に重役を賜る彼は、会社にとっての大使である。
デニス・ウィック社とのコラボレーションでは、ユーフォニアムとバリトンのマウスピース、
またSMトラベル・ミュートを開発し成功させた。
彼のウェブ・ストア、euphoniumstore.net は、ブラス愛好者から大変人気を得ている。
【曲目】 クレンゲル/コンチェルティーノ
【感想】 憧れの先生にレッスンして頂きとても嬉しい時間でした。
ユーフォニアムの演奏がまた楽しくなりました。ありがとうございました。
【曲目】Milori Blue/Jonathan Newman
【感想】国際コンクールの曲をレッスンした頂いたのですが、そのコンクールの審査員でした。
そうでなくともコンクールとしてのレッスンでなく、音楽を優先したとても有意義な時間でした。
【曲目】 PANTOMIME /P.Sparke
【感想】 楽器を吹くときに必要以上に緊張があったのですがブレスをするときに
力みがあると指摘して下さり、一緒にブレスをやって下さったので力が抜けより自由で開放的で
スペシャルな音楽に導いて下さいました。
【曲目】パーティーピース/フィリップ・スパーク
【感想】演奏面や音楽面、すべてを指導して下さり大変勉強になりました。
素晴らしかったです。
【曲目】ユーフォニアム協奏曲/M.エレビー
【感想】 緊張してレッスンに臨みましたが、明るい雰囲気で楽しく受講させて頂くことができました。
ブレストレーニングやフレージング等大変勉強になりました。
空気の澄んだ秋晴れの文化の日!下倉フレンズが大集結!高校生から一般バンドまで。ソロから夫婦ユニット、
親子共演などの総勢19バンド83名とご来場者207名が、音楽で繋がった素敵な1日に盛り上がりました。
さあ!スタート!前日の冷たい雨降りがうその様に、スカッとした気持ちよい秋晴の朝です!
オープニングは、朝霞西高校の1年生。パワフルなドライブサウンドで元気一杯!気持ちの良いスタートです!
二番目も朝霞西高校。二年生のガールズバンドです。朝霞西高校、関口組伝統の、熱いライブを引き継いで、
ししゃもなどの楽曲を、元気にパワフルに熱演してくれました。さすがに先輩!上手くなってるね!
ガールズバンド続きで、華やかなステージが続きます。(笑)3番目は、浦和一女さんの2年生
バンド名にちなんだ、お揃いのTシャツで、バックナンバーなどロックな楽曲を好演です。仲の良さが笑顔にあふれる!
4番目は埼玉大学アコースティックサークルアルペジオさんから、今回は、5人編成のバンド形態で
ご出演です。カホンや、パーカッションも駆使して、楽しく優しい雰囲気の素敵なステージでした。
本邦初!ドラマーが5人!1曲ごとにドラムが変わる、ドラマー不足の学校には羨ましい限り!
更に8人すべてが女子!男子にはたまらない、極上のライブですね(笑)明るいステージをありがとう!
いよいよ中盤戦に突入!浦和西高校MAの1年生バンド。男子、女子2名ずつの混合チーム
オープニングナンバーのギターカッティングの音の立ち方がMAだね!熱いパフォーマンスです。
続いては、浦和一女さんの1年生バンド。1年生なのに、今回でライブ3回目って、凄いペースですね。
オープニングから女子高校生が氣志團ナンバーでスタートにビックリ!ガールズバンドが元気にステージを盛り上げます。
スタッフ合同バンドが、早い時間にお邪魔してグッと年齢を上げてしまって、すみません(笑)
今回、ベーシストが負傷し、欠席出演が危ぶまれましたが、一番弟子の方にサポートして頂き参加できました。
続いては、また高校生に戻り、フレッシュな空気を(笑)市立浦和高校の音楽部の2年生。
市立さんでは、かなり珍しい「男子オンリーバンド」熱いステージに客席に女子!青春です!あれ?男子が映ってる。
これぞ浦和西MAサウンド!パワフルでラウドでシャウトするボーカル!パンキッシュなサウンド!きっちり継承されてます
音と対称的な、紅一点のキーボーディストがまた映えますね。一気に温度が上がりました!素晴らしいパフォーマンスでした。
大宮高校OBのお二人が、時代と世代を超えてご出演頂きました。EG&AGと言うお洒落なユニットで、
往年の名曲の数々を、大人で素敵なアレンジで聞かせてくれました。圧巻のテクニック&ボイスでした。
県内のライブハウスのセッションデーに集まる音楽仲間の合同バンド、気持ちよく通るボーカルとしっかりした演奏技術、
ダイナミクスのレンジは、さすがのバンドです。王道POPSを独自のアレンジで素敵に聞かせてくれました。
後半のバンドが次々登場!県内女子高校の1年生ガールズバンドです。新鮮です!!ピュアです!
ライブ前楽屋の緊張感からステージ上の笑顔まで、ドキュメントを見ている様で、本当に盛り上がって見事な演奏でした!
続いても県内女子高校の1年生バンド。今日は、祭日なのに、学校があって、遅れての登場に少しドキドキだったかな。
お疲れ様でした!友達も次々に制服で到着。学園祭が再現された様な若々しさで、自分も高校生時代を思い出しました。
おなじみの浦和西高校OBバンド、卒業して就職しても仲良く音楽のゴング鳴らせーず。
今回も、センスの良い素敵なPOPSのナンバーをしっかりとしたリズム隊と、ツインギター、キーボードで聞かせてくれました。
今回の注目二人組みユニット、「&」夫婦の二人が、最高のコンビネーションを見せてくれました。
素敵なハーモニーとアンサンブルを魅せてくれました。ギターからドラムまで演奏され、一緒に音楽のある生活を共有。素敵です。
高校生のトリをつとめるのは、県内女子高校の2年生バンド、1年生2バンドを従えて、圧巻のパフォーマンスです。
今回は、別なバンドで、お父さんもご出演頂き、素敵な親子競演を拝見できました。受け継がれるDNA!感動的です!
トリ前は埼玉大学アルペジオさんにお願いしました。1年生のソロアーティストJOEさんです。
新潟出身で受験の年に、地元でパフォーマンスする岩船君を見かけて、その後ギターを始め
今回、初ライブハウスのステージで、コラボで競演です!ドラマチックで素敵なエピソードもお聞きしました。
そして、奇跡のめぐり合いをはたしたコラボユニット!
大トリは、ライブイベントのOBでもある、アーティスト岩船ひろき君。スガシカオ氏とも競演し絶賛されたシンガーソングライター。
16歳の時のこのイベントがライブデビューと言う原点でもあり、今もイベントのサポートでMCまで勤めてくれてます。
11月11日には、ニューアルバム「I」ことば(あいことば)もリリース!気持ちの中に残る、詩とメロディーを届ける期待のアーティストです。
ご出演頂いた皆さん!ご来場頂いた皆さん!1日中サポート頂いたハーツさん、スタッフの皆様!たくさんのサポートと
笑顔、素敵な音楽と演奏をありがとうございました!また、春にお会いしましょう!!
【曲目】ボルドーニ3番
【感想】 あこがれのポールさんのレッスンを受けることができ感動でした。
自分の弱点を見抜き的確にアドバイスくださいました。ありがとうございました。
【曲目】ロッシュ 16
【感想】 力みについてお聞きする予定でしたが私の奏法に関するすべての問題についてアドバイス
くださいました。今後の練習に活かしていきたいです。ありがとうございました。
今年でなんと、10回目を迎える「さいたま吹奏楽カーニバル2015」 おかげさまで、晴天に恵まれ、多くのお客様にご来場いただき、会場内は大盛り上がり!熱気にあふれておりました。
このイベントは、音楽仲間を集め合同バンドを結成し大編成での演奏を楽しみ、地域、他校との交流・親睦を深めることを目的とし、『さいたま吹奏楽カーニバル実行委員会』が主催したイベントです。 ロビーでは、今年も下倉楽器オリジナルブランド「マルカート」の楽器やケース、ヤマハの「カスタムモデル」の楽器展示ブースを開設!来場者のみなさんは、多くの楽器展示に興味津々。実際に触ってみたり、試し吹きしたりして、楽しんでおりました。たま、下倉楽器リペアセンターの特設ブースも設け、出演者の皆さんの楽器のメンテナンスや緊急修理も行い、皆さんに大好評でした!
指 揮:飯田光一郎
出演校:さいたま市立大成中学校,さいたま市立桜木小学校,さいたま市立桜木中学校
オープニング曲 イン・ザ・ムード 独 奏:金井 清(クラリネット),織田準一(トランペット)
演奏曲 ① ワシントン・ポスト ② キセキ ③ ダン・ダン・ドゥビ・ズバー! ④ 風になりたい
指 揮:和田正行,竹田美穂
出演校:さいたま市立大宮西中学校,県立大宮光陵高等学校,県立大宮南高等学校
① 輝く日への前奏曲
② トルネイ・フォーエバー
③ スピリティッド・アウェイ《千と千尋の神隠し》より
① 大きな古時計
② サウスポー
③ ルビーの指環
④ 熱き心に
⑤ 銭形平次
指 揮:織田準一
出演校:さいたま市立大宮東中学校,さいたま市立大宮南中学校,
さいたま・スーパーシニアバント
① 行進曲「美中の美」
② L-O-V-E
③ キャラバン
④ 青春時代
独 奏:金井 清(クラリネット),織田準一(トランペット)
ピアノ:織田英子
① 喇叭日和
② 九月の雨
③ 僕はクラリネット
④ 大宮行進曲
指 揮:青木雅子,庄司健二
出演団体:さいたま市立岩槻中学校,さいたま市立城北中学校
① ディズニー映画「アラジン」より
② ありがとう
③ Let's Swing!!
ピアノ:織田英子
① ファンファーレ ② いい日旅立ち ③ 夏の思い出
④ 茶色の小瓶 ⑤ 喇叭日和 ⑥ 大宮行進曲
指 揮:金井 清,猪俣康隆
出演校:県立大宮東高等学校,県立鳩ヶ谷高等学校,武南高等学校
① ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
② 宝 島
メンバー:米倉俊二,韮塚秀夫,加藤 誠 村中由紀子
① オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート
② おいしい水
③ 見上げてごらん夜の星を
指 揮:金井 清 出演校:川口市立戸塚西中学校,県立川口北高等学校
①「ジュラシック・パーク」からの音楽
② J-BEST'14 〜 2014 年 J-POP ベスト・ヒッツ・スペシャル・メドレー〜
③ 海の男たちの歌
指 揮:金井 清
サポートバンド:川口市立戸塚西中学校,県立川口北高等学校
「心の中にきらめいて」
最後は恒例の参加者全員の記念撮影です!
● 基本的な奏法の確認、上達するためにはどんな練習をすればよいのか?基礎から応用・実践まで深く丁寧にレッスン致します。
【日時】2015年10月25日(日)
【時間】13:00~15:00
【場所】下倉楽器八王子店 クレアーレ
【講師プロフィール】中村 均一氏(なかむら きんいち)
東京藝術大学を卒業。1982年にアルモ・サクソフォーン・クァルテットを結成。
第21回民音コンクール室内楽に於いてサクソフォーン奏者として初めて第一位受賞。以来全国的に演奏活動を行う。日本各地のオーケストラのサクソフォーン奏者としても活躍。
尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。日大藝術学部非常勤講師。ビュッフェ・クランポン専属アーティスト。
今回は高校生の中級者を対象としたクリニックを開催しました。
【レッスンの様子】
※参加者のコメント
ラクール教本の使い方がより分かったのでこれからしっかり活用していきたいです!
息の使い方やタンギングなど、とても丁寧に分かり易くレッスンしていただいたので、出来ない部分の解決策が分かってとても良かったです!
※参加者のコメント
先生が模範演奏をしてくださり、速いテンポの曲の練習方法も学ぶことができてとても勉強になりました。
たくさんの学生たちと一緒に吹けてよかったです。中村先生がとてもユニークな先生でしたので楽しく受講できました♪
XIV Concorso Triennnale Internazionale di Liuteria Antonio Stradivari
今年2015年は、バイオリン製作の聖地と言われているクレモナ(イタリア)で3年に一度開催される国際的な弦楽器の製作コンクール、通称クレモナ・トリエンナーレの年です。 クレモナは、ミラノから電車で約1時間半のところにあり、この時期は街中の至るところにコンクールを知らせる看板があります。 |
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Prova Acustica<最終音響審査>
審査は9月初め頃から非公開で進められ、弊社工房スタッフがクレモナに到着した9月20日には 厳選な審査により選ばれた作品による最終音響テストが行われていました。 一般公開で、誰でも審査の様子を見学する事が出来ます。 前回(3年前)はテアトロ・ポンキエッリというクレモナで歴史のある劇場を使っていたのですが、 今回は2年程前にオープンしたバイオリン博物館内のコンサートホールでした。 |
ホールの入り口には建造時の様子が紹介されています。日本人の建築家も携わったそうです。
ホール内のステージの中央には黒い仕切りがあります。 演奏者はその向こう側で楽器を弾くのでの審査員からはどの楽器を使っているかは見えません。
気になる審査方法ですが、 ①まず、楽器だけで(ソロ演奏で)楽器を取り替えながら同じ曲を演奏します。 ②一通り演奏したら、次にピアノと合わせてまた楽器を替えながら演奏します。 この時はソロ演奏とは違う曲です。 楽器を替えるときには例えばバイオリンAとアナウンスし、 誰の楽器かは判らないようになっています。 これをバイオリンの場合はもう一人の演奏者で同じことを繰り返します。
今回ビオラ、チェロ、コントラバスの審査では演奏者は一人でした。 審査に残ったのはバイオリン7本、ビオラ5本、チェロ6本、コントラバス3本です。 これら21本の楽器で同様な審査を繰り返します。 |
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朝から始め、最後のコントラバスが終わるころにはお昼の時間をとうに過ぎてしまう長丁場でしたが、最終審査は終了しました。
結果発表まで数日ありますので、その間の滞在の様子はまた改めてご紹介します。
<受賞式と受賞作品でのコンサート>
受賞式は前回同様テアトロ・ポンキエッリにて行われました。劇場前にはすでに人が集まっています。
とても重厚な内装で、歴史を感じます。
いよいよ始まりました。審査員の紹介があり、いよいよ結果発表です。
呼ばれた方は前に出て賞を受け取ります。そして、授賞式のあとは受賞作品でのコンサートが行われました。演奏者は審査員を務めた方々で す。
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コンサート終了後、受賞者の周りには人が集まり、お祝いの気持ちを伝え、記念撮影等をしていました。 受賞以外にも公開音響テストまで残ったファイナリストにも賞状がもらえます。今回日本人の方も残りました。 受賞された皆さん、おめでとうございました。 翌日の夕方からはバイオリン博物館の展示室で出品作品を実際に観る事が出来ます。 <参加作品の展示会> 翌日24日の夕方から10月11日まで今回のコンクールに参加した作品を見ることができます。場所はバイオリン博物館に併設されているアンドレア・アマティ展示館です。向かって右側が展示館です。こちらは博物館の常設展示以外のイベントや特別展示に使われているようです。
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まずは代表者のあいさつとテープカットです。
中に入ると参加者の顔写真があり、本人が来場した際は写真の下にサインが入る特権?もあります。
これだけ楽器が並んでいると壮観です。
受賞作品は上の階に展示されていました。受賞作品はこのようにガラスケースに入っています。
作品展示の初日は夕方からでしたので、すぐに閉館時間になってしまいました。
今回のコンクールには31の国と地域から334人が参加し、出品楽器の総数は445本でした。今回の受賞結果はコチラです。
以上、簡単ではありますが、今回のクレモナ・トリエンナーレへの出張レポートは以上です。