楽器の豆知識「楽器の取り扱い方~金管楽器その1~」

5月 6th, 2012

新年度が始まり、初めて楽器を取り扱う方も多いと思います。
今回はピストン楽器の基本的な楽器の取り扱い方、注意点をご説明したいと思います!

●トランペット●

・机の上などに楽器を置くときは、2番抜差しを下にして置かないで下さい。

上からの衝撃でへこんでしまったり、へこみの影響でピストンが動かなくなってしまう事があります。

 

 

・3番抜差しにトリガーが付いている楽器は、ストッパーネジをきちんとしめてください。

ネジがしまっていないと、落下してへこんだり、抜差し管が入らなくなってしまう事があります。

 

 

●ユーフォニアム・チューバ●

・ケースから楽器を取り出す際、マウスパイプだけで楽器を持ったり、強く握ると、曲がってしまう事があります。

 

・ケースから取り出した後、楽器を立てておく場合不安定になるので、壁や机などに立てかけて置くとよいです。

 

これらの基本的な事を気をつけるだけで、大きな楽器の事故を防ぐことができると思います!
ご自身の大切な楽器を、いい状態で長く使ってもらうためにやって頂けたらと思います!

2012.4.16(月) ホルン ジョナサン・リプトン氏マスタークリニックイベントレポート

4月 19th, 2012


【日時】 2012年4月16日(月)

【スケジュール】

11:00~12:00/12:00~13:00

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00

【講師】 ジョナサン・リプトン Jonathan Lipton ロンドンシンフォニー フレンチホルン奏者
 

【協力】(株)ノナカ

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

 

講師プロフィール
ニューヨーク出身。ニューヨーク大学卒業後、1976年渡英。大工、ホルンの教師、
アイスクリーム売り等々さまざまな仕事を経て、アルスター管弦楽団、BBCウェー
ルズ交響楽団に在籍する。1987年ロンドン交響楽団ホルン奏者となり、以来現在
までロンドン響100年の歴史上4番ホルン奏者として最も長くその席を守り続けて
いる。ギルドホール音楽大学の教授として後進の指導にあたるほか、ロンドン響の教
育プログラムにも非常に熱心であり、また世界各地で教育、指揮活動を行っている。

11:00~12:00  山口 清明 昭和音楽大学 4年

曲目:

 

感想:先生や通訳の方がとても優しく楽しく勉強させていただきました。

    また、今日から練習に励んでいきたいと思います。ありがとうございました。

12:00~13:00

※お客様のご都合により非公開とさせていただきます。  

14:00~15:00  木村 俊介  桐朋学園音大卒

曲目:ベートー・ヴェン ソナタ

 

 感想:基礎的なことを1つずつ教えてくださって大変勉強になりました。

    

 

 

15:00~16:00 二宮 聡美 東京芸術大学 大学院2年

曲目:

感想:忘れがちな基礎を教えて頂きました。

    もし次回があれば、次はより充実したレッスンを受けられるよう

    自分の準備をしっかりとしたいです。

 

        

16:00~17:00 溝根 伸吾 東京芸術大学 大学院2年生

曲目:

感想:まず悩みを訊きそこから最大の問題を見つけだして、レッスンしていただきました。

    また、是非レッスンを受けたいです。

 

17:00~18:00 藤田 麻理絵

曲目:オーケストラスタディー

感想:悩んでいたことや気になっていたことを丁寧にわかりやすく

   教えてくださってとても勉強になりました。またレッスンを受けたいです。

リペアセンターにて

  

 

 

 

設備紹介~ヘッドコルク位置出し棒~

4月 16th, 2012

今回はこれっ!!

 

『ヘッドコルク位置出し棒』を紹介します。

 

 

文字通りフルート(ピッコロ)の頭部管に入っているヘッドコルクを押し込んだり、押し出したりする為の道具です。

 

古いコルクを押し出す時はこちら↓

 

先端に穴が開いていて反射板のネジ部分が収まる様になっています。

 

 

コルクを交換して押し込む時は反対側の目盛が付いている方を使って押し込みます。

 

  

 

なぜ目盛が付いているかと言うと、反射板から唄口の穴の中心までの距離が決まっているからです!!

 

詳しくは、以前紹介した『修理の豆知識』のコーナーで↓↓

http://blog.shimokura-webshop.com/?p=126 

 

※ヘッドコルクを押し込むのは、かなり力がいるので、交換の際はリペアセンターまで!!

基本的にはその場で交換出来ますので気軽にご相談下さい。

 

  

 

 

 

 

 

修理の豆知識「サクソフォンのジョイントについて」

4月 7th, 2012

本体とネックを組み立て、ネック締めネジを締めてもネックが動いてしまうと、アンブシュアが安定しません。

原因は様々ですが、ネック締めネジのすべりが悪くなりネックが固定されるところまで締まらなくなってしまった場合は、本体からネック締めネジをとり、ネジの先端にグリスを塗り、締め直すと改善されます。

 

しかし、ネックが動くからとネック締めネジを締めすぎてしまうと、ネジが曲がったり、折れてしまう場合がありますので注意しましょう。

上記の作業で直らない場合は、修理が必要になります。
・ネックのジョイント部を膨らませる。
・本体側のネック締めねじネック締めネジ受け部の加工。またはネックレシーバーの交換。

  

また、ネックのジョイント部にグリスを塗っている楽器を時々見かけます。そしてそのままケースにしまっているようです。グリスを塗るとスムーズにジョイントできるかもしれませんが、ケース内の繊維などが付きやすく、ジョイントに支障ををきたす恐れがありますので、あまりおすすめはしません。

皆さんの楽器の状態はいかがでしょうか?
 気になることがありましたら、リペアセンターまでご相談ください。

2012.3.18(日) ティム・モリソン氏マスタークリニックイベントレポート

3月 24th, 2012

【日時】 2012年3月18日(日)

【スケジュール】

11:00~12:00/休憩

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00

 

【講師】 Tim・Morrison   ティム・モリソン

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
元ボストン交響楽団首席トランペット奏者・元エンパイヤブラスメンバー
1955年アメリカ、オレゴン州生まれ。ニューイングランド音楽院でトランペットをロジャー・ヴォアザン氏、アルマンド・ギダーラ氏に師事し、同音楽院より最優秀卒業者賞を授与されている。
24歳で名門ボストン交響楽団に入団。1984年同楽団を一時離れ、「エンパイヤブラス」に参加、 「エンパイヤブラス」では世界を各地で演奏活動を展開、その公演回数は年間100公演にもおよんだ。1987年、彼はボストン交響楽団に副首席として復 帰、その後首席奏者に就任、1997年まで首席を務めた。一方ポップスの分野では巨匠ジョン・ウィリアムス氏の絶大な信頼を受け、アポロ13号、JFK、 プライベートライアン、7月4日に生まれて など数多くの映画音楽の録音に参加している。
現在フリーランスの奏者として世界各地のオーケストラに招かれて客演、また指導者としても各国よりマスタークラスに招かれている。更に近年はサイトウキネン・オーケストラ、東京オペラの森オーケストラメンバーとしても活躍している。

11:00~12:00  

    おおきゃky 

 ※お客様のご都合により非公開とさせていただきます。   

14:00~15:00  民谷 大和さん 上野学園 1年生   

曲目:P.ヒンデミット/トランペット協奏曲

 

 感想:とても明るく、フレンドリーで普段から悩んでいることをしっかり導いてくださいました。

 

 

15:00~16:00 谷口 敬基さん

曲目:ベーム/トランペットコンチェルト

感想:とても良いレッスンでした。フレーズ、アーテュキレーション等新しいアイデアを教えて頂きました。

    またレッスンを受けたいと思います。

 

        

16:00~17:00 飛佐 瑞月 県立弥栄高校 1年生 

曲目:練習曲

感想:今回も音のニュアンスなど細かく教えて頂きました。アドバイスもたくさん聞くことができ、

    これからにつなげ頑張っていきたいです。

 

リペアーセンターにて

  

 

 

 

【八王子】2012/3/20 管楽器&ビッグバンド発表会レポート

3月 21st, 2012

2012/3/20 トランペット・サックス・トロンボーン各コース&ビッグバンドセミナー合同発表会

 

トランペット

     

水・日曜日 房野 祐馬 講師     土曜日 武谷 桃子 講師

 

サックス

     

 月曜日 中村 貴美 講師      木・日曜日 西田 寛 講師

 

トロンボーン・ビッグバンド

火・金・日曜日 高橋 英樹 講師

 

日時

2012年 3月20日

開演 Ⅰ部12:30 / Ⅱ部13:45 / Ⅲ部15:50

 

会場

papaBeat

JR中央線八王子駅北口より徒歩4分、北口ロータリーを渡り、三崎通りを左に直進

 

発表会の様子

 

トランペット・サックス・トロンボーン各コースに加え、

ビッグバンドセミナーの会員様も合同で行なった今回の発表会はⅢ部構成となりました。

 

長丁場だったにも関わらず、開演から終わりまで立ち見ありの大盛況!

 

対象コース以外の会員様にも観て来て頂きました。

 

Ⅲ部のビッグバンドの発表会も迫力があって素敵でした!

 

最後はクラスごとに記念撮影をして、無事に終了となりました。

 

 

2012/03/07(水) アラン・ダミアン クラリネット マスタークラス イベントレポート

3月 8th, 2012

 

【スケジュール】 2012年3月7日 (水)

          ①12:30~13:30

          ②13:30~14:30

          ③15:00~16:00

          ④16:00~17:00

 

【講師】 アラン・ダミアン

 

【場所】 下倉楽器 御茶ノ水 三階

 

【受講料】 ¥15,000

 

【協力】 ビュッフェグループジャパン

 

 

【プロフィール】

クラリネット界の新時代を築いた、極めて重要な人物。

パリ国立高等音楽院(CNSMDP)でクラリネット、室内楽科共に首席となった後、アンサンブルグループ“Pupitre

14”に加わる。その後、ストラスブール・フィルハーモニーオーケストラの首席クラリネット奏者として活躍。1976年には

“アンサンブル・アンテルコンテンポラン”(EIC)に所属し、ピエール・ブーレーズ作曲“二重の影の対話(1985)”、エリオット・カーター作曲“クラリネットのための協奏曲(1997)”が、アラン・ダミアンによって初演された。その他にも、ドナトーニ、シュトックハウゼンなど、多数の著名作品世界初演に携わっている。その傍ら、ハンガリー・バルトークアカデミー、草津音楽夏季国際アカデミーなど、マスタークラスでの指導にも精力的で、その活動は世界各地に渡っている。

ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが企画する“Projetto Pollini”では、既存の音楽から最新曲に渡る公演で、コンサートツアーに参加した。

メシアン“世の終わりのための四重奏曲”、ブラームスのクラリネット作品全般、ベリオ“ゼクェンツァ”、カーター“協奏曲”等、数々のレコーディングを行っている。 

 

 

12:30~13:30  小野寺 緑さん (東京音楽大学 4年生)

 

【曲目】 ドビュッシー/第一狂詩曲・ ストラヴィンスキー/3つの小品

 

【感想】 楽譜を越えた表現の方法を教えて頂きました。 とても刺激的になるレッスンでした。

 ありがとうございました。

 

 

 

 

13:30~14:30 山本 絵理さん (東京音楽大学 4年生)

 

【曲目】 ドナトーニ/クレール

 

【感想】 とても分かりやすいレッスンで今後どのように練習をしていけば良いか、明確に教えて

頂きました。とても素敵な経験になりました。ありがとうございました。

 

 

 

15:00~16:00 三上 奈々子さん (東京音楽大学 4年生)

 

【曲目】 ウェーバー/クラリネット協奏曲・ サン・サーンス/クラリネットソナタ

 

【感想】 とてもエネルギッシュで、あっと言う間にレッスンが終わってしまいました。憧れの先生にレッスンして

頂き、とても幸せな時間でした。 ありがとうございました。

 

 

 

 

リペアーセンターにて                ヌブーさんも登場!!                  

 

2012/2/25/レイモン・ムネコム氏トロンボーンマスタークリニックイベントレポート

2月 25th, 2012

 

【スケジュール】
2012年2月25日(土)

11:00〜12:00
14:00〜15:00
15:00〜16:00

 

 

 

【講師】Raymond Munnecom レイモン・ムネコム
ロイヤルコンセルトヘボウ バストロンボーン奏者

【場所】下倉楽器 3F

【協力】(株)ノナカ

講師プロフィール
吹奏楽の伝統があるオランダのリンブルフ州出身。10歳よりユーフォニウムをはじめ、オランダ・ユース・ウィンドオーケストラのヨーロッパ・ツアーに参加する。17歳でテナートロンボーンに転向し、マーストリヒト音楽院、スウェーリンク音楽院にて、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の前首席トロンボーン奏者のJ.Banens氏に師事。
スウェーリンク音楽院では、テナーからバス・トロンボーンに転向し、また、吹奏楽指揮のディプロマも取得する。
1995年 ドイツHANS SZYMATIS国際コンクールにて入賞。スェーリンク音楽院演奏家コースのディプロマ取得。
1997年 数年のフリーランスとしての活躍を経て、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団入団。また、母校のスウェーリンク音楽院(現アムステルダム音楽院)の講師となる。トロンボーンのほか、金管アンサンブルの指導、ヨーロッパ他国の音楽院(デンマーク他)との交換プロジェクトの責任者も務める。

11:00~12:00     山口隼士さん

オーケストラスタディー

感想:良かったです。最高。GOOD!

      

 

14:00~15:00     青木裕汰さん   東京音楽大学1年生

曲目:ボレロ:ダビット/トロンボーン協奏曲第一楽章

感想:大変わかりやすく、音楽の楽しさや楽しむことの大切さがわかりました。

     

 

14:00~15:00 下村荘平さん 洗足学園音楽大学 2年生

曲目:ザクセ

感想:僕を覚えてて下さったことが本当に嬉しく、更に踏み込んだレッスンをしていていただく事ができました。
    ムネコム先生はもちろん通訳の方下倉楽器のみなさん貴重な機会をありがとうございました。

 

リペアセンターにて

設備紹介~ラップバー~

2月 21st, 2012

前回に引き続き、ピストン楽器の調整に使うラップバーを紹介します。
こちらの画像がラップバーです。

 

この道具は鉄製で、各楽器のケーシングの径にぴったり合わせて作られています。
なので、トランペット用、ユーフォニアム用、フリューゲルホルン用など、楽器の種類別の他に、
ヤマハ用、バック用、マルカート用など、各メーカー専用のものが存在します。

 

 

上から、ヤマハトランペット用、マルカートトランペット用、ヤマハユーフォニアム用分解式ラップバー、
ヤマハユーフォニアム用、ヤマハチューバ用です。

 

 

以前紹介した、ラップ剤を少量ラップバーにつけます。

 

 

そのラップバーをつけてケーシングをラップすることにより、ゆがんでしまったり、汚れてしまったケーシング内を、
ピストンの形ぴったりに修正することが出来ます。

 

このあとに、ピストンとケーシングをラップすることで、引っ掛かりの無い、
すばやいピストンの動きとなるよう調整していくのです。

 

さて、前回、前々回に引き続き、三回にわたってピストンの調整に使う工具を紹介してきました。
皆様のピストン、調子はいかがですか?

もし、途中で引っかかってしまう、などありましたら、ぜひこの機会に調整をご検討ください。
これまで紹介した道具たちが、大活躍いたします!!

2012.2.15フランク・プルチーニ氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

2月 18th, 2012

 

【スケジュール】
2012年2月15日(水)

15:00〜16:00
17:00〜18:00

 

 

 

 

【講師】 Franck PULCINI(フランクプルチーニ)
             南西ドイツ放送交響楽団(バーデン-バーデン・フライブルグ)首席トランペット奏者
【会場】 お茶の水下倉楽器3階
            
【募集】現在受講生募集中です。お問い合わせは下倉楽器 セリザワまで
     聴講は無料ですのでお気軽にご来店ください。

【講師プロフィール】
 

リモージュ音楽院のジェラール・デュバリーのもとでトランペットを始める。同音楽院を金メダルとリモージュ市賞を得て卒業し、ギー・コンドット指揮のリモージュ・リムーザン地方オーケストラのトランペット奏者としてデビュー。引き続きマルセル・ラフォルス、ベルナール・ジャヌト、ボ・ニルソン、ロジェ・デルモット カルミヌ・カルーゾ、アントワーヌ・キュール等の下で研鑽を積み、1983年パリ国立高等音楽院のピエール・チボーのクラスに入学。3年間にわたり彼に師事する。1986年音楽院を審査員全員一致の1等賞を得て卒業。
その後フランク・プルチーニはジュリーニ、マーツェル、ブーレーズ、クリビヌ、ギーレン、ヤノフスキー、カンブルリング、オザワ、プレートル等の巨匠の指揮するオーケストラ、フランス放送交響楽団、フランス国立管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、パリ・オペラ座、ボルドー・アキテーヌ、フランクフルト放送響、ミュンヘン放送響などでトランペット奏者をつとめている。、1995年より、南西ドイツ放送交響楽団(バーデン-バーデン・フライブルグ)首席トランペット奏者。最近ミュールーズ音楽院教授に任命された。
ソリストとしてプラハ、トゥーロン、国際トランペットギルド(フロリダ)等の国際コンクール入賞者であり、特に1994年の東京管打楽器コンクールに於いて第1位を獲得している。
室内楽奏者としては、ナルボンヌや大阪の国際コンクールで入賞した金管アンサンブル・エプシロンの共同創立者、またはこのアンサンブルが主催する”CUIVRE EN FETE”(リモージュ)の芸術監督であり、このアンサンブルと共にヨーロッパ全域にわたってオーケストラとのコンチェルトをも含めた活動をしている。

15:00~16:00     蔵持智明さん  

曲目:シャルリエ/1.2

感想:曲のニュアンスを伝えるのがわかりやすかったです。

      

 

 

16:00~17:00     原田照久さん  

曲目:ハイドン/コンチェルト

感想:本当に為になった。すばらしい ありがたかったです。

      

リペアセンターにて

 

ページの先頭へ