管楽器お手入れ方法~クラリネット~
木管楽器2回目はクラリネットのお手入れ方法を紹介します。
その前に木管楽器について・・・
木管楽器の管体に開いてる穴(トーンホール)を塞いでいるものをタンポといいます。
タンポについて詳しくはこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=115
タンポの素材は動物の皮やフェルトや紙、コルクなど天然の物が使われている為、木管楽器に水分は大敵です。その為休憩中や使用後にはしっかり水分を取り除きましょう。
特にクラリネットの場合は、基本的に管体が木でできているので、しっかり水分を取り除きましょう。
・演奏の合間や、使用後はクリーニングスワブを使って、管体内の水分をしっかと拭き取りましょう
※上管の内側にはチューブがとび出ているので、スワブのおもりがチューブに当たらないように注意
※スワブを使う時の注意はこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=5024
・ジョイント部分には水分が溜まりやすいので、ガーゼ等で水分を拭き取る
※ジョイント部分にはグリスがついているので、スワブで拭くと管内にスワブを通した時にグリスが管内についてしまうので注意
・演奏後はタンポとトーンホールの間にクリーニングペーパーを挟み、水分をしっかり取ります。
※特に閉じているキイは水分が溜まりやすいので、一つひとつしっかりと!!
→クリーニングペーパーをはさんだままクリーニングペーパーを引っ張るとタンポがすれて傷んでしまうので、クリーニングペーパーをはさんだまま引っ張らないように注意
・月に一度はキイオイルを差しましょう。オイルを差しすぎるとタンポにオイルがついたりしてペチャぺチャノイズになったりするので注意!!詳しくはこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=4456
クラリネットは管体も木(天然の物)が使われているので、水分が溜まっていたり、急激な温度変化等で管体が割れてしまうことがあるので特に注意が必要です。
クラリネットは管体もタンポも変化しやすい楽器なので、定期的な点検、調整をおすすめします。何かあれば気軽にリペアセンターにご相談下さい。