クリス・ミン・ドーキーベース・クリニック&ミニライブの開催レポート

東京国際フォーラムで開催予定の「東京JAZZ」フェスティバル2007へ出演のため来日する世界的ベーシストです。
クリス・ミン・ドーキーは先日急逝したマイケル・ブレッカー(SaX)をはじめ、ランディ・ブレッカー(Tp)、マイク・スタン(G)他、世界のトップミュゥジシャンらのワールド・ツァーに参加しており、サイレント・ベースを自在に操る、天才クリスのオーガニック・ジャズ、坂本龍一、マイケル・ブレッカー、マイク・スタンら豪華ゲストを迎えたブルーノート最新作CDを発売中、現在ベーシストとしては世界のベスト3に数えられるアーティストです 。

日時 2007年9月17日(月曜祭日)14:00時より
場所 お茶の水クリスチャン・センター
8階OCCホール
内容 エレクトリック・サイレントベースとソリッドベースを使用した、受講者2人の公開ジャズベースクリニックと30分程度のミニライブでした。

最初の受講者はカサハラさんです。

使用楽器はクリスと同じヤマハサイレント・ベースSLB200。曲目は星影のステラでした。

二人目の受講者はウチダさんです。

使用楽器はソリッドベース。曲目はサマータイムでした

二人とも熱心に受講していただき、非常に良い思い出になり勉強になったと、うかがっています。ご苦労様でした。

ベースのイメージがリズムを刻む隠れ的存在に位置付けられているが、そうではなく
ベースがバンド全体を引っ張っているんだという気持ちが大切で、演奏前のテンポをとるカウントも曲の一部で気持ちを込めてカウントを発声するといったコメントが印象的でした。

技術も勿論だがリズムの大切さとフィーリングの持ち方をクリスは受講者に一番伝えていました。
下倉楽器スタッフと記念撮影。

ARTIST PROFILE

クリス・ミン・ドーキー
(Chris Minh Doky)

1969年2月7日 デンマークのコペンハーゲン生まれ。
6歳からクラシックピアノを学び、デンマーク王立音楽院で3つのアワードを受賞した後、
15歳からベースに転向。ロン・カーターの演奏に触発され、2年後アコースティック・ベースに転向。同音楽院コンテンポラリー・ミュージック科でベーシストとしてもアワードを獲得した。87年に兄ニールス・ラン・ドーキーのアルバムに参加して以来、頭角を現す。1988年8月、ニューヨークへ移住。1年のうち平均 10ヶ月はツアーに出ているクリスは世界中を飛び回り、ソロとしての活動の他、デビッド・サンボーン、マイク・スターン、ビル・エバンス、坂本龍一、デビッド・シルビアン、ジョン・スコフィールド等とコンサートやレコーディンで共演している。
1995年 兄ニールと共に名門ジャズ・レーベルのブルーノートと契約、アルバムDOKY BROTHERSをリリース、97年にはセカンド・アルバムDOKY BROTHERS2を発売している。セカンド・アルバムではアル・ジャロウ、デビッド・サンボーン、トゥーツ・シールマンズ、ダイアン・リーブス、ジノ・バネリ等の大物アーティストをフィーチャーし、インターナショナル・チャートにも登場、より多くの人々の支持を受ける事になった。
1996年 ソロアーティストとして日本のホリプロと契約。ドーキー・ブラザース解散後も、ジャズ・シーンのみならず、ファンク、ロック、ポップス、ワールドミュージック等ジャンルを問わず世界の一流アーティストからひっぱりだこの実力NO1ベーシスト、クリス・ミン・ドンキーは、久々のリーダー作 ‘’MINH’’の制作にとりかかる。本作品は、デンマークに生まれ、3つの異なる文化の中に育ち、複数の母国語を持ち、そしてニューヨークでインターナショナルなジャズ・シーンに加わったクリス自身の音楽による肖像で、クリス・ミン・ドーキーそのものです。
1998年6月 ブルーノート東京、大阪にてソロ名義ライブを各一週間行い、1999年1月、ソロアルバム“MINHミン”(ビデオアーツ・ミュージック)が日本で発売される。
本作品は、ジャズとスカンジナビアの伝統的な要素を保ちつつ、よりファンキーでダイナミックに仕上がっており、クリスならではの豪華な顔ぶれがクレジットに名を連ねるアルバムだ。
デイビッド・サンボーン(as),マイケル・ブレッカー(ts),ランディ・ブレッカー(tp,vo)
レラ・ハザウェイ(vo)、ダイアン・リーブス(vo)ハイラム・ブロック(g)リッキー・P(key)マイク・スターン(g)等。みんなクリスが音楽的に、そして個人的にも親しくしているアーティスト達である。

また、本作品には、デンマークのフレデリック皇太子殿下についての公式映画のテーマ曲「ホーム・スウィート・ホーム」を収録。これは、デンマーク政府から直々に指名を受けて書き下ろした曲です。

その他デンマークの歌手セイン・サロモンセンと共作アルバム「In A New York Minute/
Sanne Salomonsen with Chris Minh Doky Quartet」を発表し、ヨーロッパ・ツアーを行う。

2000年3月 デンマークをはじめ世界各地で第2弾アルバム “LISTEN UP”
をリリースすると共に、クリスの新たなListen Upツアーがスタートする。
2000年4月26日 “LISTEN UP”(ビデオアーツ・ミュージック)より発売。
2000年8月 お台場 The Tribute To The Love Generationにて凱旋ライブを行う。
2000年12月 YAMAHA サイレント・ベース・クリニック(東京、名古屋、神戸にて実施)
伊藤君子ツアーにて全国6ヶ所縦断ツアー。小曽根真(p)、クラレンス・ペン(dr)らと参加。
2001年8月 ランディ・ブレッカー・バンドとしてモントレー・ジャズ・フェスティバル・イン能登、倉敷サマー・ジャズ・フェスティバル、他 神戸、東京にてライブ・ツアー
2001年12月 マイケル・ブレッカー・バンド(ブルーノート東京)
2002年7月 待望の3rdアルバム「シネマティーク(Chinematique)」ビデオアーツミュージックより発売。
YAMAHA主催 Mid Summer Super Live(中西俊博、久保田弘)にゲスト出演。
Mike Sternとクリニック・セッション(東京スクール・オブ・ミュージック)
7月1日 NYにて矢野顕子氏とのDuoライブ開催。ソニー・ミュージック・エンターテインメントが運営するMORRICHのWebサイトでライブをOAする。
7月、料理好きでグルメのクリスがまとめた初ジャズ&料理本「Jazz Kitchen」スカンジナビア地域で発売。
2002年12月 マイケル・ブレッカー・バンドとして富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル・ツアー(札幌、前橋、熊本、東京)
2003年7月4日 コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル2003へ出演。
2003年8月24日 ブレッカー・ブラザース・バンドとしてMt.Fuji Jazz Festival
(富士スピードウェイ)に出演。
2004年5月25日 YAMAHA サイレントベース ニューモデル記者発表会 デモンストレーション演奏。
7月    教則DVD「クリス・ミン・ドーキー直伝・アップライト・ベース奏法~エレクトリック・ベースとの奏法比較考案~」(アトス・インターナショナル)を発売。
2004年9月 1st Jarasun International Jazz Festival, 2004(韓国)クリス・ミンドーキー・トリオで出演
2006年10月 4年ぶりに新作「The Nomad Diaries」をスカンジナビア地域で発売
(EMI, Denmark)
2007年3月 「The Nomad Diaries」日本リリース決定! (東芝EMI)

マイク・スターン 日本Blue Note ツアー(3/20~、大阪、名古屋、東京)

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