2012.2.15フランク・プルチーニ氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

2月 18th, 2012

 

【スケジュール】
2012年2月15日(水)

15:00〜16:00
17:00〜18:00

 

 

 

 

【講師】 Franck PULCINI(フランクプルチーニ)
             南西ドイツ放送交響楽団(バーデン-バーデン・フライブルグ)首席トランペット奏者
【会場】 お茶の水下倉楽器3階
            
【募集】現在受講生募集中です。お問い合わせは下倉楽器 セリザワまで
     聴講は無料ですのでお気軽にご来店ください。

【講師プロフィール】
 

リモージュ音楽院のジェラール・デュバリーのもとでトランペットを始める。同音楽院を金メダルとリモージュ市賞を得て卒業し、ギー・コンドット指揮のリモージュ・リムーザン地方オーケストラのトランペット奏者としてデビュー。引き続きマルセル・ラフォルス、ベルナール・ジャヌト、ボ・ニルソン、ロジェ・デルモット カルミヌ・カルーゾ、アントワーヌ・キュール等の下で研鑽を積み、1983年パリ国立高等音楽院のピエール・チボーのクラスに入学。3年間にわたり彼に師事する。1986年音楽院を審査員全員一致の1等賞を得て卒業。
その後フランク・プルチーニはジュリーニ、マーツェル、ブーレーズ、クリビヌ、ギーレン、ヤノフスキー、カンブルリング、オザワ、プレートル等の巨匠の指揮するオーケストラ、フランス放送交響楽団、フランス国立管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、パリ・オペラ座、ボルドー・アキテーヌ、フランクフルト放送響、ミュンヘン放送響などでトランペット奏者をつとめている。、1995年より、南西ドイツ放送交響楽団(バーデン-バーデン・フライブルグ)首席トランペット奏者。最近ミュールーズ音楽院教授に任命された。
ソリストとしてプラハ、トゥーロン、国際トランペットギルド(フロリダ)等の国際コンクール入賞者であり、特に1994年の東京管打楽器コンクールに於いて第1位を獲得している。
室内楽奏者としては、ナルボンヌや大阪の国際コンクールで入賞した金管アンサンブル・エプシロンの共同創立者、またはこのアンサンブルが主催する”CUIVRE EN FETE”(リモージュ)の芸術監督であり、このアンサンブルと共にヨーロッパ全域にわたってオーケストラとのコンチェルトをも含めた活動をしている。

15:00~16:00     蔵持智明さん  

曲目:シャルリエ/1.2

感想:曲のニュアンスを伝えるのがわかりやすかったです。

      

 

 

16:00~17:00     原田照久さん  

曲目:ハイドン/コンチェルト

感想:本当に為になった。すばらしい ありがたかったです。

      

リペアセンターにて

 

2012.1.16 ラディスラフ・コズデルカ氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

1月 17th, 2012

 

【スケジュール】
2012年1月16日(月)

11:00〜12:00
12:00〜13:00
14:00〜15:00
15:00〜16:00
17:00〜18:00

18:00〜19:00
 

 

 

 

【講師】 Ladislav Kozderka (ラディスラフ コズデルカ)
             チェコフィルハーモニー管弦楽団首席トランペット奏者
【会場】 お茶の水下倉楽器3階にて

【講師プロフィール】
ブルノ音楽院を卒業後、プラハのパフォーミング・アーツ・アカ
デミーでトランペットを学ぶ。
プラハの国民劇場の歌劇場管弦楽団で10年間首席トラン ペット奏者を務め2008年よりチェコフィルハーモニー管弦 楽団首席トランペット奏者。 ソリストとしては、チェコや海外の主要な交響楽団や室内楽オー ケストラと共演し即興、現代音楽のパフォーマンスと様々な舞台のプロジェクトの作成にも焦点を当ている。現在、プラハ国際音楽院にて教鞭を執る。

11:00~12:00     溝口 里奈さん 上野学園大学 1年生    

曲目:ルスティク/ボザ

感想:緊張した時の対策なども教えていただきました 笑顔の多いレッスンでとても分かりやすく楽しんでレッスンを受講することができました。今日教えて頂いたことをしっかり復習し磨いていきたいと思います。

      

 

 

12:00~13:00     蛭田 司さん 洗足音楽大学 4年生    

曲目:フンメル/コンチェルト

感想:楽器を吹く上での舌の位置や息の方向性など丁寧に教えていただきとても勉強になりました。

 

     

  

 

14:00~15:00 後藤 藍さん 東邦音楽大学 2年生

曲目:ラルゴとアレグロ/タルティーニ

感想:とてもわかり易く、面白いレッスンで勉強になりました。

15:00~16:00 鎌原 唯さん 武蔵野音楽大学 1年生

曲目:ソナタ/ハンセン

感想:始めは少し緊張しましたが、とても明るく教えてくださったのでリラックスして受講できました。曲のレッスンでも基礎から教えてくださりすごくわかりやすかったです。

 

17:00~18:00 三浦 彩夏さん 尚美ディプロマ科 1年生

曲目:ワシレンコ/コンチェルト

感想:とてもわかりやすくご指導いただきました。普段どのような練習をしていけば良いのかを教えていただいたのでこれから活かしていきたいです。

 

18:00~19:00 山本 麻侑さん 武蔵野音楽大学 1年生

曲目:ブラント/コンチェルトピース

感想:唇を楽器に押し付けて吹く癖についてご指摘していただいたり、息の使い方や体の力の抜き方を分かりやすく教えてくださったことによってだいぶ楽に吹けるようになりました。とても勉強になりました。

 

リペアセンターにて

 

 

 

 

 

    

 

  

 

 

    

2012/1/11/ヨウコ・ハルヤンネ氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

1月 12th, 2012

 

【スケジュール】
2012年1月11日(水)

13:00〜14:00
14:00〜15:00
16:00〜17:00
17:00〜18:00

 

【講師】 Jouko Harjanne   ヨウコ・ハルヤンネ

【会場】 お茶の水下倉楽器3階にて

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
 

1978年から1984年まで、タンペレフィルハーモニー交響楽団の首席トランペット奏者を務めた後、1984年よりフィンランド放送交響楽団のソロ首席トランペット奏者に就任。これまでにブラスタイムクインテットやプロトヴェントゥスアンサンブルなど数多くのブラスアンサンブルや室内アンサンブルと室内楽を演奏した。

ヨウコ・ハルヤンネの国際的なキャリアは、1987年にプラハの春国際コンクールにおいて2位、1990年には国際トランペットギルド主催によるエルスワース・スミス国際トランペットコンクールにおいて1位など、多くの国際コンクールでの成功により確立された。

1989年には、フィンランドで最も重要な金管楽器フェスティバルであるリエクサ・ブラスウィークよりブラスプレイヤーオブザイヤー賞を贈られる。なお現在はリエクサ・ブラスウィークの芸術監督も務めている。

ハルヤンネの国際的なソロ活動は、スカンジナビアやその他のヨーロッパの国だけでなく、ロシア、韓国、日本、アメリカなどにも及ぶ。彼はまたARDミュンヘン国際コンクール、プラハの春国際コンクール、モーリス・アンドレ国際トランペットコンクール、ボルチア国際コンクールなどでも審査員として招待された。

また1994年にイギリスで行われたコンサートにおいて、ソプラノ歌手のキリ・テ・カナワと共演したことやその録音において高く評価され、さらに1995年秋にモスクワで行われたロディオン・シチェドリンのトランペットコンチェルトの初演での成功により、さらなる高い評価を受ける。プロフェッショナルミュージックプレス誌は世界的なエリートクラスのソリストとしてハルヤンネをランクインした。

ハルヤンネは数多くのレコーディングも行っている。スタンダードなレパートリーだけでなく、ツィンマーマン、グルーナー、長生、シチェドリン、ジョリベなど、トランペットにおける難度の高い作品も数多く録音し、高い評価を得ている。また録音だけでなく、テレビやラジオでも数多く出演している。また26歳の時より、ヘルシンキのシベリウスアカデミーで教鞭をとり、後進の指導にもあたっている。またフィンランドをはじめ、多くの国々でマスタークラスを行った。

   

1300~14:00                        田本一さん   春日部共栄高校卒業

感想:あまりアドバイスをもらいながら区切ったレッスンの経験がなかったので新鮮だった。
    今現在改善したいことをピンポイントで見抜かれていたのは流石だと思った。
    歌うことをまなぶことができ良かった。生の音はCDよりも格別にいいと改めて感じた。

   

14:00〜15:00            武内信裕さん          さん  黒澤kuku 

感想:とても良かったです。

   

 

 16:00〜17:00                    久留勇希さん        都立芸術高校3年生

      

1700~18:00   平山純慈郎さん     伊志田高校2年生い       さん  黒澤kuku 

感想:とても勉強になりました。日常では会う機会が少ない方にしかもレッスンをしていただき
    すごくよい時間をすごせました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

 

  さん  黒澤kuku    さん  黒澤kuku リペアセンターにて

2012/1/7ヴィム・ファン・ハッセルト氏トランペットマスタークリニックイベントレポート

1月 8th, 2012

 

【スケジュール】
2012年1月7日(土)

14:00〜15:00
16:00〜17:00

 

 

【講師】Wim Van Hasselt  ヴィム・ファン・ハッセルト
ロイヤルコンセルトヘボウトランペット奏者

【会場】 お茶の水下倉楽器3階にて

【講師プロフィール】
1977年ベルギーTurnhout生まれ。
メラーツ、フレデリック、エドワード・ター各氏に師事。
Deutche Oper Berlin, Staatstheater Stuttgartでの研磨をし
2005年よりベルリン放送交響楽団の奏者となる。
その他World Brass, Genesis Brassmember
現在ロイヤルコンセルトヘボウトランペット奏者

   

                                                           

14:00~15:00    伊藤慶亮さん    洗足学園音楽大学卒業

感想:とても新鮮なレッスンで楽しめた。

   

16:00~17:00    坂本祐希さん     東京音楽大学4年生       さん  黒澤kuku 

感想:ジェスチャーなどでとてもわかりやすく、楽しく受講できました。

 

 

 

  さん  黒澤kuku    さん  黒澤kuku リペアセンターにて

2011/12/27・28(火・水)TAMAアンサンブルフェスタ開催!

12月 27th, 2011

多摩音楽振興会では本年も「2011・TAMAアンサンブルフェスタ」を開催いたしました。

2011/12/27 結果発表

PDFデータをダウロードしてご確認下さい。

中学生 小ホール

中学生 大ホール

中学生 各賞

本日の観客動員数は2,300名ぐらいではないでしょうか。

発表前会場に続々と集まって来ています。 発表直前、ドアから人が溢れ入れません。 会場は立ち見になり、熱気ムンムンです。
前半の発表終了後のロビーです。
前半だけでこんなになるとは。
前半より多くなってきました。 表彰式 皆、落ち着いています。
表彰中の会場の様子。 終了後のロビーの様子です。 外にでる階段もこんな状態です。

 

2011/12/28 結果発表

PDFデータをダウロードしてご確認下さい。

高校生 小ホール

高校生 大ホール

高校生 各賞

 

高校の部前半表彰式の模様です。 客席もたくさんの方でいっぱいです。 前半だけで46チームの表彰です。
後半の成績発表前の会場の様子です。 満員の客席を前に成績発表の
事務局長も緊張の様子です。
客席の様子。みなさんけっこう静かです。
 
表彰状授与の様子です。 終了後、ロビーの様子です。
お疲れさまでした。
 

日時:2011年12月

  27日(火) 中学の部
  28日(水) 高校の部

  9:00開場 9:30開演 (予定)

会場: 八王子いちょうホール
主催: 多摩音楽振興会

後援: 八王子市教育委員会・八王子市学園都市文化ふれあい財団・東京都吹奏楽連盟・東邦音楽大学・洗足学園音楽大学
     (以上予定・順不同)

協賛: ㈱下倉楽器・ヤマハ㈱・㈱ノナカ・ビュッフェクランポン㈱・㈱パール楽器・プリマ楽器㈱(以上予定・順不同)

設備紹介~ラップホルダー~

12月 25th, 2011

今回は前回少し触れた、ピストンとケーシングをすり合わせする時に使う道具 『ラップホルダー』を紹介します。

 

 

 

ラップホルダーとはピストンとケーシングのすり合わせをする時に使う持ち手です。

 

 

 

 

ラップホルダーの先端にはネジが切ってあり、ピストン軸のネジと同じ形状になっているため、ピストンにそのままラップホルダーを取り付けてすり合わせすることができます。

 

 

 

 

 

このラップホルダーと前回紹介した、ラップ剤を使いすり合わせをし、ピストン調整をしていきます。

2011.12.22ティエリー・カンス氏マスタークリニックイベントレポート

12月 25th, 2011

 

【スケジュール】
2011年12月3日(土)

11:00~12:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00〜17:00
17:00〜18:00

 

 

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

講師プロフィール1958年、ディジョン(フランス)生まれ。父親の指導のもと、音楽を学び始め、ロベール・ピショロー、ピエール・ポランに師事。その後、パリ国立高等音楽院にてモーリス・アンドレに師事し、1977年にトランペットで、1978年にコルネットにおいて、プルミエ・プリ(一等賞)を受賞。

17歳で国立リヨン管弦楽団のソロ・トランペット奏者となり、1980年にパリ・オペラ座管弦楽団のソロ・コルネット奏者を5年間務める。

その間、1981年のジュネーブ国際コンクールにおいて銅メダルを獲得する。<コンセール・アーバン>を創設し、1989年には<フランス金管アンサンブル>の音楽監督となり、その活動を推進する。

アンドレ・カザレ(ホルン)、ミッシェル・ベッケ(トロンボーン)と共にトリオでの演奏活動を行う。現在、ディジョン国立音楽院、そして2003年からはリヨン国立高等音楽院にて教授を務めている。

 今日においては主にソリストとして活動しており、アメリカ、中国、イタリア、スイス・ジュネーブのヴィクトリアホールから東京文化会館、パリのプレイエル劇場に至るまで、世界中から招かれている。                                                                  

11:00~12:00   末次佑梨さん    ESA音楽学院2年生

感想:勉強になりました。

   

14:00~15:00    世戸直樹さん     武蔵野音楽大学4年生       さん  黒澤kuku 

感想:世界的に有名な先生のレッスンを受けれて良かったです。
    先生のトランペットの音色に感激しました。

 

15:00~16:00   清水みなみさん  武蔵野音楽大学4年生  

感想:とても勉強になりました。楽しかったです。

 

16:00~17:00    高田真由美さん     武蔵野音楽大学4年生       さん  黒澤kuku 

感想:とても勉強になりました。楽しかったです。

 

17:00~18:00    長見愛さん     武蔵野音楽大学2年生       さん  黒澤kuku 

感想:たくさん吹いて下さり、生で先生の音をたくさん聞けてすごく良い勉強になりました。
    また通訳の林さんもとてもわかりやすく、とても良い勉強になりました。

 

 

 

 

リペアセンターで

 

2011.12.4(日) ティム・モリソン氏 トランペットマスタークリニックイベントレポート

12月 14th, 2011

【日時】 2011年12月4日(水)

【スケジュール】

11:00~12:00/12:00~13:00/休憩

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00

 

【講師】 Tim・Morrison   ティム・モリソン

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
元ボストン交響楽団首席トランペット奏者・元エンパイヤブラスメンバー
1955年アメリカ、オレゴン州生まれ。ニューイングランド音楽院でトランペットをロジャー・ヴォアザン氏、アルマンド・ギダーラ氏に師事し、同音楽院より最優秀卒業者賞を授与されている。
24歳で名門ボストン交響楽団に入団。1984年同楽団を一時離れ、「エンパイヤブラス」に参加、 「エンパイヤブラス」では世界を各地で演奏活動を展開、その公演回数は年間100公演にもおよんだ。1987年、彼はボストン交響楽団に副首席として復 帰、その後首席奏者に就任、1997年まで首席を務めた。一方ポップスの分野では巨匠ジョン・ウィリアムス氏の絶大な信頼を受け、アポロ13号、JFK、 プライベートライアン、7月4日に生まれて など数多くの映画音楽の録音に参加している。
現在フリーランスの奏者として世界各地のオーケストラに招かれて客演、また指導者としても各国よりマスタークラスに招かれている。更に近年はサイトウキネン・オーケストラ、東京オペラの森オーケストラメンバーとしても活躍している。

11:00~12:00 高山 航太さん 

曲目:シャルリエ No.1.2

 

感想:いつもとはまた違ったレッスンで今後の課題が見つかってよかったです。

   レッスンの雰囲気もとても楽しくできました。通訳の方もとてもわかりやすかったです。またよろしくお願いします。

    

 

12:00~13:00               菊池 洋子さん     

曲目:フンメル

感想:表現の面で一皮剥けるヒントをいただけたと思います。また基礎的な面についても曲の演奏から弱点をピックアップして

    土台を強化するエクササイズを沢山教えていただきました。Inpvoveしてまたレッスンをお願いしたいです。ありがとうございました。

 

     

    

14:00~15:00  飛佐 瑞月 弥栄高校 1年   

曲目:Gabriel・pare's / FANTASIE-CAPRICE

 

 感想:表現や技術、細かく指導してもらいとてもわかりやすかったです。

    今日習った磨いて様々な曲などにも生かせるようにしたいです。ありがとうございました。

 

 

15:00~16:00 谷口 敬基

曲目:タリティーニ/トランペットコンチェルト

感想:すばらしいアイディアをたくさんいただけてとても勉強になりました。

    また次回のレッスンを是非受けたいです。ありがとうございました。

 

        

16:00~17:00 富岡 彩乃さん 

曲目:Ketting/Indrada Bitesch/Etude、Orchestra excerpts

感想:卒業してなかなかレッスンを受けることができないのですが

   今回このような機会がありいろいろと見直すことができました。

 

リペアーセンターにて

  

 

 

 

修理の豆知識「タンポ交換・調整」

12月 12th, 2011
皆さんは、木管楽器のタンポの接着剤に、何が使われているかご存知ですか?
木管楽器には欠かせない、トーンホールをふさぐためのタンポ。
その接着剤には、細かなタンポ調整を可能にする、少し特殊な接着剤が使われています。



こちらが、シェラックと呼ばれる、タンポの接着剤です。
実はこのシェラック、東南アジア、南アジアに生息するラックカイガラムシの分泌液を精製して作られているんです。
今はスティック状をして固まっていますが、これは熱で溶け、冷めると固まります。
また、種類によって融点が異なるため、楽器やメーカーによって使い分けています。



こちらはシェラックをタンポに塗っている所、溶けたシェラックは高温のため、扱いは十分に注意しなければなりません。
木管楽器のタンポを調整する時は、タンポにつけたシェラックをキイごと熱して溶かし、
タンポがトーンホールを上手く塞ぐように調整し、その位置で冷まして固定するのですが、これがとても集中力を要する作業です。



キイを熱する温度が低いと、タンポは動いてくれませんし、
逆に高いと、キイのラッカーが焦げる、ラックが柔らかくなりすぎて溢れる、タンポが痛むなどのアクシデントが起こってしまいます。
リペアマンは常に、火の加減に細心の注意を払い、その上でコンマ数ミリのズレを調整しているのです。
文字通り、手に汗握る作業です。

では、交換が必要なタンポとは、どのようなタンポでしょうか?

・破れているタンポ
・縮んでしまっているタンポ
・毛羽立ってしまっている(表面が荒れてしまっている)タンポ
・硬くなって調整ができなくなってしまったタンポ
・古くなって真ん中が膨らんでしまったタンポ

大まかには、以上のようなものになります。
皆さんの楽器のタンポは痛んでいませんか?
下倉楽器リペアセンターでは、タンポ交換・調整もいつでも承っています。
自分の楽器のタンポは大丈夫かな?と気になった方、
リペアセンターでは、楽器の点検も行っています!
どうぞ、楽器と一緒にお立ち寄りください!!

また、タンポ調整の詳しい料金などは、下記URLの修理料金表をご覧いただくか、お電話、店頭までお気軽にお問い合わせください。

http://www.shimokura-gakki.com/wind_instrument/rpr_price1.html

下倉楽器 リペアセンター   03-3293-8655

2011.12.3 エディー・ヘンダーソン氏マスタークリニックイベントレポート

12月 5th, 2011

 

【スケジュール】
2011年12月3日(土)

11:00~12:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00〜17:00

 

 

協力 (株)ノナカ

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

講師プロフィール
エディー・ヘンダーソンは今日もっとも個性的なトップジャズトランペットプレイヤーの一人です。
ヘンダーソンは、1940年10月26日にニューヨークで生まれました。
彼の父は、Chariottersと共に歌う歌手で、母はコットンクラブのブラウン・ツインズのダンサーでした。
ルイス・アームストロングはエディーが9歳の時、数回にわたり最初のトランペットの手ほどきを受けたました。
エディーが14歳の時、家族と共ににサンフランシスコへと移住しました。
1954年から56年まで、彼はサンフランシスコ音楽院で学びました。
1956年ごろ、マイルス・デイビスがBlack Hawk Jazz Club gigの間、エディーアンダーソン家にゲストとして滞在した際、
彼の有名な曲「Sketches of Spain(スケッチー・オブー・スペイン)」を完璧に演
奏するというエディーの才能に感銘を受けましたが、独創性を見つけるよう勧めました。

1958年から1961年まで空軍に勤めた後、エディーはインターナショナルフィギュアスケートチャンピョンシップでパシフィックとミッドウエストのタイトルを勝ち取った初のアフリカンアメリカンになりました。
エディーが薬学と音楽双方のキャリアを追い求め始めたのは1961年のことです。
1964年、バークレーにあるカルフォルニア大学で動物学理学士を取得後、1968年に
ハーワード大学医学部で医学博士を取得しました。
1968年から1969年、エディーはサンフランシスコフレンチ病院でインターンした後、
1969年から71年まではカルフォルニア大学病院で精神科の研修医2年間勤めました。
ヘンダーソンは、70年代前にハービー・ハンクックのMwandishiグループと一緒作った人気のレコーディングから、世界的ジャズトランペットプレーヤーとして初めて認知されました。
エディが一緒に演奏したその他のジャズパフォーマーには、Pharoah Sanders, Art
Blacey, Elvin Jones , Johnny Griffin、Slide Hampton, McCoy Tyner,  Benny
Golson, Max Roach, Jackie McClean, Dexter Gordon, Roy Haynes, Joe Henderson
などがいます。
   
                                                                    

11:00~12:00   野口勇介さん     洗足学園音楽大学卒業

感想:ppでソフトにレガートでの練習はまわりのプレイヤーの人たちも常に課題にしていることなので、効率よく
    吹くことの重要さを再確認できてよかった。インプロに関しては、ボキャブラリーを増やすトレーニングを
    ひたすら練習する流れでした。フィンガートレーニング、イカートレーニング、そしてオールキーでの練習。
    どれもアドリブを取る上で、必要なことですが、とにかくひたすら長いフレーズを吹くような練習が重要
    なんだなと思いました。

   

14:00~15:00    黒澤 ちとせさん さん  黒澤kuku 

感想:ユーモアをまじえて説明してくれてわかりやすかったです。
    通訳の方もクリニック後のアドバイスをくれて良かったです。

15:00~16:00    坂本美緒子さん   

感想:問題店を的確に指摘に指摘してくださり目標がはっきりしましまいた。
    ありがとうございます。

 

 

16:00~17:00   房野祐馬さん  国立音楽大学卒  

感想:わかりやすくて楽しかったです。

 

 

 

 

レッスン終了間際にティム・モリソン氏と新日本フィルハーモニーのデビッド氏が来店!
記念に写真撮影させていただきました!貴重な一枚です。

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