楽器の豆知識「楽器の取り扱い方~金管楽器その2~」

5月 20th, 2012

 

豆知識 楽器の取り扱いについて

 

前回に引き続き、今回はロータリー、スライド楽器の取り扱い、注意点をご説明したいと思います!

 

 

●トロンボーン●                                                      

 

・ケースから楽器を取り出す時、しまう時にスライドの真ん中の部分を持って引っ張ると、曲がってしまう事があります!

 

曲がりやすい真ん中部分ではなく、きちんと持ち手や、固い部分を持ってケースから出し入れして下さい。

 

・スライドのストッパーがきちんとかかっているか確認して下さい。

 

 

トランペットの3番トリガーと同様に、ストッパーがかかっていなかったために、落下してへこんでしまったり、

動きが悪くなってしまい、修理に持ち込まれるお客様も多くいらっしゃいます。

 

 

●ホルン●

 

・ベルカットのモデルの場合、汚れやへこみが原因でベルが入りづらくなる事があります。

 

ベルのスクリュー部分と、本体側のスクリュー部分をきれいなガーゼやクロスで拭いて、ほこりや汚れをとって下さい。

 

 

・ベルをつける時、はずす時は、手をベルの中に入れてセットして下さい。

 

ベルがはずれなくなってしまい、ベルのふちを持って無理やり回した結果、写真のように、ベルがねじれてしまう事もあります!

 

こうならない為に、普段の取り扱いには十分注意して頂けたらと思います!!

・楽器のケース内に、付属品が転がるように置いておかないで下さい。これはどの楽器にも共通していえる事で、管体の傷や、へこみの原因になります!

今回は、基本的な取り扱い、注意点をご説明させて頂きました。何かご不明な点がありましたら、お気軽にリペアセンターまでお尋ね下さい!

管楽器お手入れ方法~フルート

5月 12th, 2012

 

   

今回からは楽器別のお手入れ方法を紹介していきます。 

 

第一回目はフルートから紹介します。 

 

その前に木管楽器について・・・
 木管楽器の管体に開いてる穴を塞いでいるものをタンポといいます。

タンポについて詳しくはこちら→ http://blog.shimokura-webshop.com/?p=118

タンポの素材は動物の皮やフェルトや紙、コルクなど天然の物が使われている為、木管楽器に水分は大敵です。その為休憩中や練習後にはしっかり水分を取り除きましょう。

 

 

 それでは本題「フルートのお手入れ方法」へ 

 

・練習後はクリーニングロッド(掃除棒)にガーゼを巻き、まわしながら管体内の水分を拭き取ります。

 

※特にピッコロに多い金属のクリーニングロッドを使う時は注意!! 

 
 先端を覆うようにようにガーゼを巻かないと頭部管に入れた時に反射板にあたり傷がつくことがあるので要注意 

 

 

 

 

・タンポにも水分が溜まるので管体の穴とタンポの間にクリーニングペーパーをはさみ、水分を取ります。この時の注意↓
 ※クリーニングペーパーをはさんだままクリーニングペーパーを引っ張るとタンポがすれて傷んでしまうので、クリーニングペーパーをはさんだまま引っ張らないように注意 

 

 

・練習後には管体の表面やキイはクロスで磨ききれいにしてからしまいましょう。そのままにしておくと、キイや管体が変色してしまったり、キイのパイプとパイプの間から汗が入るとキイがサビついて動かなくなってしまう事があるのでキレイに磨きましょう。  

 

 
※磨く時にバネに引っ掛けないように注意!!磨く時にクロスがタンポにすれると、タンポが破けてしまうので注意 

 

 

 

・接続部分に汚れが溜まるとジョイントしづらくなったり、キズがついたりするので、内側と外側クロス等で拭きキレイにしましょう。 

※フルートの接続部分にはグリスは塗らないで下さい!!グリスを使うとほこり等付着しやすくなる為、逆に傷がつきやすくなります。 

ジョイントしづらいと感じた場合は、リペアセンターまでご相談下さい。  

   

 

 

 

・月に一度はキイオイルを差しましょう。ただしオイルを差しすぎるとタンポにオイルがついたりしてペチャぺチャノイズになったりするので注意!! 

 

 詳しくはこちら→ http://blog.shimokura-webshop.com/?p=4456 

 

 

 

楽器を良いコンディションで保つには日々のお手入れが重要になってきます!!! 

 

 

 

これから楽器別に更新していきますので是非チェックしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

SPRING BAND MESSE 2012 ライブレポート

5月 9th, 2012

桜満開、春満開!の中、下倉フレンズが大集結!高校生から一般バンドまでの総勢17バンド73名と

ご来場者名280名が、音楽で繋がった素敵な春の1日を楽しく盛り上がりました。

 

 

初春の北風

春ライブスタートっ!オープニングは市立浦和高校の2年生ガールズバンド。

緊張感を明るい歌声で吹き飛ばし元気にスタートです。タッチ、ジョイフルなど会場も一体です。

 

 

ゲットバックナカヤマスター

午前を感じさせないパワフルなサウンドで盛り上げます!

後輩の憧れを目指して頑張れ!

 

 

ケセラン*パセラン

ガールズ、メンズ、ガールズとバランスの良いスタート!

3バンド目は浦和一女さんの2年生。

けいおんのナンバーで更に会場を盛り上げます!アクシデントも感じさせないステージでした。

 

 

おとうさんのおっぱい

浦和西高校MAの新3年生。ガールズバンドかと思いきや、一人だけ男子。

役得なのか人柄なのか、うらやましい限りです。フジファブリックのメンバーでパワー全開!

 

 

RAIN@

浦和一女高校の新部長さんバンドRAIN。いつも本当に雨になってしまうと気にしてましたが今日は快晴!

RADWINPS 、BANPなどボトムを押さえたしっかりした演奏でした。

 

 

バイトやめ隊

 

浦和西高校のOBさん達が、復活で参加してくれました!会長さん副会長さん、懐かしい顔が勢ぞろい。

客席に同級生も顔を見せてくれて、「同奏会」の始まりです。椎名さんのナンバー

 

 

おとなりさんにおっぱい

音のバトンは後輩に引き継がれます。浦和西高校の2,3年生合同バンド。

女性ボーカルで土屋アンナのご機嫌なナンバーを、雰囲気たっぷりに聞かせてくれました。

 

 

Lunat!cosmo

浦和一女高校の新2年生です。今、熱いボカロってやつを初めて体験させてもらいました。

必殺ツインテールの尖ったギターが炸裂!楽しく会場もヒートアップです!

 

 

お母さんとおっぱい

浦和西高校おっぱい3部作のトリを務めるのは、元会長&副会長バンド。

エレカシのパンキッシュなナンバーを激しく熱演です。1年生の頃からずーっと出演してもらってます。

 

 

Rust Nois'z

初出演の高校生合同バンドさん4人グループです。

ガールズバンドとは違った男気溢れるサウンドに会場の雰囲気も変わります。

好きな仲間とずっと音楽を続けて下さい。

 

 

9mmParabolicBullet

某高校のガールズバンド2年生です。。とは言ってもサウンドはラウドでパンキッシュ!

9mmのナンバーを次々に繰り出します。これからもっともっと良くなる予感です。

 

 

PlayersPolePosition

こちらもおなじみのスタッフバンド。今回は若者受けを狙って、aiko,いきものがかり、coccoとインストを選曲。

会場のお客さんにも助けて頂き、たのしいステージになりました。

 

 

Super Always

おなじみのアダルトバンドSuperAlwaysさん。

今日も大人で極上のナンバーをセレクトして会場をムーディーに包み込みます。

ユーミン、ビートルズ、EW&Fの名曲を演奏してくれました。

 

 

DISCORD

某高校クラブの部長さんと副部長さんの入ったガールズバンド。

キーボードボーカルが個性的でパワフルな歌声はガールズバンドとは感じない程です。

 

 

REANIMATE

こちらもおなじみとなった、越谷西高校の部長さんバンドリアニメイト。

コピーバンドから着々と実力をつけてオリジナルで勝負できるバンドに成長しました。友達も後輩も一杯です。

 

 

Original Gather

初出演の高校生バンドの5人グループです。

ライブハウス初出演と言う事もあって、緊張感がぴりぴり伝わって来ます。

これからドンドン経験を積んで、もっと音楽を大好きに!

 

 

SURREALISME

今年高校を卒業した、高校合同バンドだったSURREALISME。

しっかり成長した姿を見せてくれました。

今春からはそれぞれの進学先で別な道を歩みますが、音楽で繋がった仲間といつまでも。

 

 

 

今回は総勢17バンドに97名と下倉楽器大宮店の音友が大集合したロングライブになりました!

ご出演頂きました皆様、また熱い声援をお送り頂いた280名を超える皆様、ならびに気持ちの良い音とサポートで会場をご提供頂いた、

ライブハウスハーツのスタッフの方々と、お手伝いご協力頂いた全ての皆様に、心よりお礼申し上げます。

次は夏、8月の3日、4日です!!

また次回も音が人を繋ぐ楽しいライブでお会いしましょう! 

 

 

ありがとうございました!

 

 

No Music No Life!!!

 

 

2012 ドリームコンサート!

5月 8th, 2012

2012/5/3・4・5に豪華ゲストによる、

シモクラ・ドリームコンサート2012 イベントレポート!

詳しくはこちら!

楽器の豆知識「楽器の取り扱い方~金管楽器その1~」

5月 6th, 2012

新年度が始まり、初めて楽器を取り扱う方も多いと思います。
今回はピストン楽器の基本的な楽器の取り扱い方、注意点をご説明したいと思います!

●トランペット●

・机の上などに楽器を置くときは、2番抜差しを下にして置かないで下さい。

上からの衝撃でへこんでしまったり、へこみの影響でピストンが動かなくなってしまう事があります。

 

 

・3番抜差しにトリガーが付いている楽器は、ストッパーネジをきちんとしめてください。

ネジがしまっていないと、落下してへこんだり、抜差し管が入らなくなってしまう事があります。

 

 

●ユーフォニアム・チューバ●

・ケースから楽器を取り出す際、マウスパイプだけで楽器を持ったり、強く握ると、曲がってしまう事があります。

 

・ケースから取り出した後、楽器を立てておく場合不安定になるので、壁や机などに立てかけて置くとよいです。

 

これらの基本的な事を気をつけるだけで、大きな楽器の事故を防ぐことができると思います!
ご自身の大切な楽器を、いい状態で長く使ってもらうためにやって頂けたらと思います!

2012.4.16(月) ホルン ジョナサン・リプトン氏マスタークリニックイベントレポート

4月 19th, 2012


【日時】 2012年4月16日(月)

【スケジュール】

11:00~12:00/12:00~13:00

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00

【講師】 ジョナサン・リプトン Jonathan Lipton ロンドンシンフォニー フレンチホルン奏者
 

【協力】(株)ノナカ

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

 

講師プロフィール
ニューヨーク出身。ニューヨーク大学卒業後、1976年渡英。大工、ホルンの教師、
アイスクリーム売り等々さまざまな仕事を経て、アルスター管弦楽団、BBCウェー
ルズ交響楽団に在籍する。1987年ロンドン交響楽団ホルン奏者となり、以来現在
までロンドン響100年の歴史上4番ホルン奏者として最も長くその席を守り続けて
いる。ギルドホール音楽大学の教授として後進の指導にあたるほか、ロンドン響の教
育プログラムにも非常に熱心であり、また世界各地で教育、指揮活動を行っている。

11:00~12:00  山口 清明 昭和音楽大学 4年

曲目:

 

感想:先生や通訳の方がとても優しく楽しく勉強させていただきました。

    また、今日から練習に励んでいきたいと思います。ありがとうございました。

12:00~13:00

※お客様のご都合により非公開とさせていただきます。  

14:00~15:00  木村 俊介  桐朋学園音大卒

曲目:ベートー・ヴェン ソナタ

 

 感想:基礎的なことを1つずつ教えてくださって大変勉強になりました。

    

 

 

15:00~16:00 二宮 聡美 東京芸術大学 大学院2年

曲目:

感想:忘れがちな基礎を教えて頂きました。

    もし次回があれば、次はより充実したレッスンを受けられるよう

    自分の準備をしっかりとしたいです。

 

        

16:00~17:00 溝根 伸吾 東京芸術大学 大学院2年生

曲目:

感想:まず悩みを訊きそこから最大の問題を見つけだして、レッスンしていただきました。

    また、是非レッスンを受けたいです。

 

17:00~18:00 藤田 麻理絵

曲目:オーケストラスタディー

感想:悩んでいたことや気になっていたことを丁寧にわかりやすく

   教えてくださってとても勉強になりました。またレッスンを受けたいです。

リペアセンターにて

  

 

 

 

設備紹介~ヘッドコルク位置出し棒~

4月 16th, 2012

今回はこれっ!!

 

『ヘッドコルク位置出し棒』を紹介します。

 

 

文字通りフルート(ピッコロ)の頭部管に入っているヘッドコルクを押し込んだり、押し出したりする為の道具です。

 

古いコルクを押し出す時はこちら↓

 

先端に穴が開いていて反射板のネジ部分が収まる様になっています。

 

 

コルクを交換して押し込む時は反対側の目盛が付いている方を使って押し込みます。

 

  

 

なぜ目盛が付いているかと言うと、反射板から唄口の穴の中心までの距離が決まっているからです!!

 

詳しくは、以前紹介した『修理の豆知識』のコーナーで↓↓

http://blog.shimokura-webshop.com/?p=126 

 

※ヘッドコルクを押し込むのは、かなり力がいるので、交換の際はリペアセンターまで!!

基本的にはその場で交換出来ますので気軽にご相談下さい。

 

  

 

 

 

 

 

修理の豆知識「サクソフォンのジョイントについて」

4月 7th, 2012

本体とネックを組み立て、ネック締めネジを締めてもネックが動いてしまうと、アンブシュアが安定しません。

原因は様々ですが、ネック締めネジのすべりが悪くなりネックが固定されるところまで締まらなくなってしまった場合は、本体からネック締めネジをとり、ネジの先端にグリスを塗り、締め直すと改善されます。

 

しかし、ネックが動くからとネック締めネジを締めすぎてしまうと、ネジが曲がったり、折れてしまう場合がありますので注意しましょう。

上記の作業で直らない場合は、修理が必要になります。
・ネックのジョイント部を膨らませる。
・本体側のネック締めねじネック締めネジ受け部の加工。またはネックレシーバーの交換。

  

また、ネックのジョイント部にグリスを塗っている楽器を時々見かけます。そしてそのままケースにしまっているようです。グリスを塗るとスムーズにジョイントできるかもしれませんが、ケース内の繊維などが付きやすく、ジョイントに支障ををきたす恐れがありますので、あまりおすすめはしません。

皆さんの楽器の状態はいかがでしょうか?
 気になることがありましたら、リペアセンターまでご相談ください。

2012.3.18(日) ティム・モリソン氏マスタークリニックイベントレポート

3月 24th, 2012

【日時】 2012年3月18日(日)

【スケジュール】

11:00~12:00/休憩

14:00~15:00/15:00~16:00/16:00~17:00

 

【講師】 Tim・Morrison   ティム・モリソン

【会場】 下倉楽器 御茶ノ水 3階

【受講料】¥15,000

【講師プロフィール】
元ボストン交響楽団首席トランペット奏者・元エンパイヤブラスメンバー
1955年アメリカ、オレゴン州生まれ。ニューイングランド音楽院でトランペットをロジャー・ヴォアザン氏、アルマンド・ギダーラ氏に師事し、同音楽院より最優秀卒業者賞を授与されている。
24歳で名門ボストン交響楽団に入団。1984年同楽団を一時離れ、「エンパイヤブラス」に参加、 「エンパイヤブラス」では世界を各地で演奏活動を展開、その公演回数は年間100公演にもおよんだ。1987年、彼はボストン交響楽団に副首席として復 帰、その後首席奏者に就任、1997年まで首席を務めた。一方ポップスの分野では巨匠ジョン・ウィリアムス氏の絶大な信頼を受け、アポロ13号、JFK、 プライベートライアン、7月4日に生まれて など数多くの映画音楽の録音に参加している。
現在フリーランスの奏者として世界各地のオーケストラに招かれて客演、また指導者としても各国よりマスタークラスに招かれている。更に近年はサイトウキネン・オーケストラ、東京オペラの森オーケストラメンバーとしても活躍している。

11:00~12:00  

    おおきゃky 

 ※お客様のご都合により非公開とさせていただきます。   

14:00~15:00  民谷 大和さん 上野学園 1年生   

曲目:P.ヒンデミット/トランペット協奏曲

 

 感想:とても明るく、フレンドリーで普段から悩んでいることをしっかり導いてくださいました。

 

 

15:00~16:00 谷口 敬基さん

曲目:ベーム/トランペットコンチェルト

感想:とても良いレッスンでした。フレーズ、アーテュキレーション等新しいアイデアを教えて頂きました。

    またレッスンを受けたいと思います。

 

        

16:00~17:00 飛佐 瑞月 県立弥栄高校 1年生 

曲目:練習曲

感想:今回も音のニュアンスなど細かく教えて頂きました。アドバイスもたくさん聞くことができ、

    これからにつなげ頑張っていきたいです。

 

リペアーセンターにて

  

 

 

 

【八王子】2012/3/20 管楽器&ビッグバンド発表会レポート

3月 21st, 2012

2012/3/20 トランペット・サックス・トロンボーン各コース&ビッグバンドセミナー合同発表会

 

トランペット

     

水・日曜日 房野 祐馬 講師     土曜日 武谷 桃子 講師

 

サックス

     

 月曜日 中村 貴美 講師      木・日曜日 西田 寛 講師

 

トロンボーン・ビッグバンド

火・金・日曜日 高橋 英樹 講師

 

日時

2012年 3月20日

開演 Ⅰ部12:30 / Ⅱ部13:45 / Ⅲ部15:50

 

会場

papaBeat

JR中央線八王子駅北口より徒歩4分、北口ロータリーを渡り、三崎通りを左に直進

 

発表会の様子

 

トランペット・サックス・トロンボーン各コースに加え、

ビッグバンドセミナーの会員様も合同で行なった今回の発表会はⅢ部構成となりました。

 

長丁場だったにも関わらず、開演から終わりまで立ち見ありの大盛況!

 

対象コース以外の会員様にも観て来て頂きました。

 

Ⅲ部のビッグバンドの発表会も迫力があって素敵でした!

 

最後はクラスごとに記念撮影をして、無事に終了となりました。

 

 

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