チェロ弦:ヤーガー

7月 8th, 2012

チェロ弦の新製品のご案内をさせていただきます。

ブランドはヤーガー。

ヤーガーのチェロ弦はミディアムドルチェフォルテの3種類でしたが、その後スペシャルのA線(ミディアム)が発売され、さらに今回はスペリオールのA線・D線(ミディアム)と、以前からご要望の多かったスペシャルのD線ミディアム)が新製品として発売されました。

ヤーガーをご愛用されている方にはぜひお試しいただきたい商品となっております。

    

特徴としては、スペシャルはよりクリアで豊かな響き、スペリオールはパワーが増して華やかでソリスト向きな弦となっております。

例えば、今までのヤーガーでは音がこもってしまうという楽器であればスペシャルをお試しいただき、協奏曲を練習中の方やオーケストラで音量を出したい方はスペリオールをお試しになるとはっきり違いを実感していただけると思います。(by 当店チェロ弾きスタッフ)

スペシャル:糸巻き側が青と赤

スペリオール:糸巻き側が青と黄

価格

スペシャルA ¥5,565/

スペシャルD ¥5,985/

スペリオールA ¥6,195/

スペリオールD ¥6,720/

お手入れ方法~サクソフォン~

7月 7th, 2012

 

 

木管楽器3回目はサクソフォンのお手入れ方法を紹介します。

 

 

 

その前に木管楽器について・・・

 木管楽器の管体に開いてる穴(トーンホール)を塞いでいるものをタンポといいます。

タンポについて詳しくはこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=120 

タンポの素材は動物の皮やフェルトや紙、コルクなど天然の物が使われている為、木管楽器に水分は大敵です。その為休憩中や使用後にはしっかり水分を取り除きましょう。

 

 

 

それでは、サクソフォンのお手入れ方法を紹介していきます。

 

 

 ~クリーニングスワブ~

休憩中、練習後はクリーニングスワブを使い管体、ネックの水分をしっかり拭き取りましょう。

 

      

 この時スワブをしっかり広げて通さないと、スワブが詰まって抜けなくなることがあるので注意

 →http://blog.shimokura-webshop.com/?p=5024 

 

※多いトラブル

   管体(本体)用のスワブをネックに使って、詰まらせてしまうケースが多いです!!!使う時はサイズを確認してから!管体(本体)用を使う場合は、きつく感じたら無理に引っ張らず、逆側から戻して抜きましょう。

 

 

それでも詰まらせてしまったら・・・

 

無理に引っ張ったりせずすぐに、下倉楽器リペアセンターへお持ち下さい。

強く引っ張るとキイを曲げてしまったりすることもあるので注意

 

 

 

 ~クリーニングペーパー~

演奏後クリーニングペーパーを使い、タンポとトーンホールの間に溜まった水分をしっかりと取り除きましょう。

※特にhighキイやクローズ(閉じている)キイは念入りに!!

 

 

 サクソフォンで多いトラブル・・・G♯キイやC♯キイがキイを押しても開かなかったり、遅れて開いたりする。

   そんなときはこちらを→https://www.shimokura-webshop.com/products/detail.php?product_id=7448&category_id=826 

 

 

 

  ~キイオイル~

月に一度はキイオイルを差しましょう。オイルを差しすぎるとタンポにオイルがついたりしてペチャぺチャノイズになったりするので注意!!

 詳しくはこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=4456 

 

 

 

 ~トーンホールクリーナー~

管体に付いたオイルやホコリはトーンホールクリーナーを使ってキレイにしましょう。

 

 

 

・ネックジョイント部分も、水分や汚れをキレイに拭き取りましょう。

水分が溜まっていると、さびが出たり、汚れが溜まっていると、ネックが入づらくなったりするので注意!!

 

  如何ですか、その他お困りのことございましたら、お気軽にリペアセンターまでご相談ください。

 

 

 

 すいぶす      SS

楽器の豆知識「オーボエの組み立て方」

7月 4th, 2012

 

今回はオーボエの組み立て方についてご紹介します。

 

<組み立ての準備>

*リードを水につけておく。

*ジョイント部にコルクグリスをなじませる。

 

<組み立て方>

キイがとても複雑なため、なるべくキイを握らないようにし、キイコルクが剥がれたりキイを曲げないよう慎重に組み立てましょう。

〇ベルと下管

 

〇上管と下管

  

 

〇リード

コルク部分を持ってまっすぐ差し込みます。

きつい場合はコルクグリスを塗りましょう。

 

<楽器の置き方>

左手小指レバー側を下にして置きます。

演奏後は、羽やスワブ、クリーニングペーパーで管体の水分をしっかりとってから置きましょう。

 

オーボエの組み立てかたについて分かっていただけましたか?

お困りのことがありましたら、リペアセンターまでご相談ください。

次回はファゴットの組み立て方をご紹介します。

 

 

管楽器お手入れ方法~ロータリー~

6月 24th, 2012

 

管楽器お手入れ方法、4回目の本日は、ロータリー楽器のお手入れについて、
説明します。

 

今回はホルンを例にして説明しますが、トロンボーンチューバでも、やりかたは同じです。
 

 

 

ではまず、ロータリーに直結している抜き差し管を外します。
ホルンでいえば、第1~4抜き差し管(F,B♭含めて)ですね。

 

 

ここでは、説明しやすいように全ての管を外しますが、実際にオイルをさすだけのときであれば、
各ロータリーに対し、ひとつの管を抜くだけでOKです。

 

 

 

各抜き差し管を抜いたら、ロータリーオイルを抜き差し管から中にさします。

 

 

各ロータリーに対し、数滴さしたら、対応するロータリーを動かし、オイルをなじませてください。
このロータリーオイルは、楽器を吹く前に一度、ケースにしまう前に一度、合わせて、一日2回さすようにしてください。

 

 

次に、ロータリースピンドルオイルの使い方です。
ロータリーキャップをあけて、ロータリーの軸の部分(ロータリー動かして動く部分)
に、1~2滴さします。

 

 

 

次に、楽器を返し、ロータリーの軸にさします。

 

 

 

これを、各ロータリーに行います。オイルをさしたら、ロータリーを動かしてなじませ、
あふれたオイルは拭き取ってください。
このオイルは一週間に一度はさすようにしてください。

 

最後に、レバーオイルです。
これは、レバーとレバー台座の間にさします。

 

このオイルは、月に一度、さすようにしてください。
他のオイルと同様、ロータリーを動かしてなじませ、あふれたオイルは拭き取るのを忘れずに!

 

後は、抜き差し管を元に戻して終了です。
如何でしょうか?
写真だけでは分かりくい部分もあると思います。
そんなときは、リペアセンターへお気軽にお立ち寄りください!
スタッフ一同、分かりやすく説明をさせていただきます!!

 

 

 

 

楽器の豆知識「フルートの組み立て方」

6月 18th, 2012

今回は、フルートの組み立て方についてご紹介します。

 

組み立ての注意点

*グリス類は使用しないこと。

 ほこりやケース内の繊維が付きやすくなり、ジョイント部に支障をきたす恐れがあります。

 組み立てる前にキレイなクロス等でジョイント部を拭きましょう。

*なるべくキイに負担がかからないところを持ち、まっすぐ組み立てること。

  

   

それでは組み立てていきましょう。

 

〇主管と足部管

足部管の軸部がキイの中心にくるように組み立てます。

楽器によってはこのように合わせるマークがついているものがあります。

 

〇頭部管と主管

キイの中心と唄口の中心が一直線になるように組み立てます。

またはキイの中心と唄口の外側が一直線になるように組み立てます。

 

 

基本的には上記の位置に組み立てますが、人それぞれ骨格の違いや好みもありますので、音が安定する位置に組み立てましょう。

 

フルートの組み立てについて分かっていただけたでしょうか?

ジョイント部に汚れがたまったり、傷がついてしまうとぬけなくなる場合がありますので、きれいに保っていただきたいと思います。

何かお困りのことがありましたら、お気軽にリペアセンターまでご相談ください。

 

 

KUN Artist Series

6月 13th, 2012

以前から話題の “KUN  Artist Series” のご紹介をさせていただきます♪

 

もうご存知の方も多いとは思いますが、KUNのブランドからおしゃれなデザインの木製肩当てが数量限定で発売されています。

すでに完売して生産を終了しているデザインもありますが、今回ご案内させていただく商品も在庫限りのものが多く、とっても貴重です! !

 

↑ ↑ こちらは “ Provance  

同じタイプでも1つ1つ微妙に柄の出方が違います♪

 

↑ ↑ 続いて “ Cirque ”  

大きい水玉模様のような感じですが、アーチを描いたような模様のものもあります♪

 

 

肩当ては、装着すると柄はほとんど見えないのですが、たまには気分を変えて試してみてはいかがでしょうか??

これほどポップな柄なら、気分も上がっていつも以上に楽器が楽しく弾けるはずっ♪

素材は木製なので通常のKUN Bravoと音色は変わりません。

 

“ Provance      “ Cirque ”  定価¥12,600(税込)/

 

※数量限定品ですので在庫等お問合せくださいませ。

メールでのお問い合わせはこちらまで。

梅雨の季節に。。

6月 10th, 2012

除湿剤&湿度調整剤のご紹介です。

「ドライフォルテ」・・・定価 ¥1,050(税込)

♪調湿・防カビ・消臭・防錆に効果のあるものになります。お取り替えの目安は3~4か月。

 

「モイスレガート」・・・バイオリン,ビオラ用 定価¥2,625(税込)/

             チェロ用 定価¥5,250(税込)/

♪除湿・加湿両方にお使いいただけます。お取り替えの目安は約2年。

 

 

品切れの場合もございますので在庫等お問合せくださいませ。

メールでのお問い合わせはこちらまで。

             

管楽器お手入れ方法~クラリネット~

6月 9th, 2012

木管楽器2回目はクラリネットのお手入れ方法を紹介します。

 

その前に木管楽器について・・・

 木管楽器の管体に開いてる穴(トーンホール)を塞いでいるものをタンポといいます。

 

タンポについて詳しくはこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=115 

 

タンポの素材は動物の皮やフェルトや紙、コルクなど天然の物が使われている為、木管楽器に水分は大敵です。その為休憩中や使用後にはしっかり水分を取り除きましょう。

 

特にクラリネットの場合は、基本的に管体が木でできているので、しっかり水分を取り除きましょう。

 

 

 

・演奏の合間や、使用後はクリーニングスワブを使って、管体内の水分をしっかと拭き取りましょう

 

※上管の内側にはチューブがとび出ているので、スワブのおもりがチューブに当たらないように注意

 

 

※スワブを使う時の注意はこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=5024 

 

 

 

・ジョイント部分には水分が溜まりやすいので、ガーゼ等で水分を拭き取る

※ジョイント部分にはグリスがついているので、スワブで拭くと管内にスワブを通した時にグリスが管内についてしまうので注意

 

 

・演奏後はタンポとトーンホールの間にクリーニングペーパーを挟み、水分をしっかり取ります。

※特に閉じているキイは水分が溜まりやすいので、一つひとつしっかりと!!

 →クリーニングペーパーをはさんだままクリーニングペーパーを引っ張るとタンポがすれて傷んでしまうので、クリーニングペーパーをはさんだまま引っ張らないように注意

 

 

 

 

・月に一度はキイオイルを差しましょう。オイルを差しすぎるとタンポにオイルがついたりしてペチャぺチャノイズになったりするので注意!!詳しくはこちら→http://blog.shimokura-webshop.com/?p=4456 

 

 

 

クラリネットは管体も木(天然の物)が使われているので、水分が溜まっていたり、急激な温度変化等で管体が割れてしまうことがあるので特に注意が必要です。

 

クラリネットは管体もタンポも変化しやすい楽器なので、定期的な点検、調整をおすすめします。何かあれば気軽にリペアセンターにご相談下さい。 

楽器の豆知識「クラリネットの取り扱い方」

6月 3rd, 2012

今回はクラリネットの取り扱いについてご紹介します。

 

組み立ての注意点 

○なるべくキイに負担がかからないところを持って組み立てましょう。

 キイを強くにぎってしまうと曲がったりバランスが崩れる恐れがあります。

○ジョイント部は肉厚が薄いため無理に組み立てると折れる恐れがあります。

  

 クラリネットの管体はほとんどがグラナディラという木です。かたい材質ですが、、気温や湿度により木が膨張したり収縮したりしますので、コルクグリスをぬってもジョイントがきつい場合はジョイント調整が必要になります。

 

クラリネットの組み立てで特に重要なのは上管と下管の組み立てです。

上管のリングキイを押した状態にし、キイコルクが剥がれたりキイが曲がったりしないように組み立てます。

下管のリングキイとの連結部は、いつも同じ場所に合わせましょう。

  

 

次にクラリネットの置き方です。

演奏後はトーンホール(音孔)に水がたまりやすくなっていますので、必ずスワブを通してクリーニングペーパーで水分をとってから置きましょう。

         

 

 

クラリネットの取り扱いについて分かっていただけたでしょうか? 

何かお困りのことがありましたら、リペアセンターまでお問い合わせください。

 

 

 

管楽器お手入れ方法~ピストン~

5月 27th, 2012

 

管楽器お手入れ方法、二回目の今回は、金管楽器のピストンのお手入れを紹介します!

 

用意していただく物 

1、クリーニングロッド
2、ガーゼ
3、バルブオイル
4、綿棒(あると便利です)

 

まずは、準備として、クリーニングロッドにガーゼを巻いていきます。 

こちらがクリーニングロッドです。

 

 

クリーニングロッドの先端の穴にガーゼをとおし……

 

 

くるくると巻きつけます。

 

 

完成!これでバルブケーシングの中を掃除します。

 

 

これは悪い例です。ロッドの先端までガーゼでしっかりと覆ってください。
管内を傷つけてしまいます。

 

準備が出来たら、早速ピストンをケーシングから外します。

この時、底フタも一緒に外します。
ガーゼで汚れをふき取りましょう。
また、ピストンの穴の汚れは、綿棒などで掃除します。

 

 

そして先程のクリーニングロッドでケーシング内の汚れをふき取ります。

1番から3番ケーシングまで、中の汚れをふき取っていきます。
この時、ケーシングにロッドを入れるのがきついと感じたら、無理をせずに
ガーゼを巻きなおしてください。
巻きつける回数で太さの調整が可能です。

 

 

全てのケーシングの掃除が終わったら、ピストンを戻します。
バルブオイルを少量さし、笠ネジを締めたら、ピストンを数回動かして 
オイルをなじませてください。

 

 

 

また、ピストンには、番号が打ってありますので、ケーシングに戻す際は
そちらを確認し、間違えないように注意してください。

 

 

 

1番から3番まで、全てのピストンにバルブオイルをさして、オイルをなじませたら、底ネジをとりつけ、メンテナンス終了です!
最近、バルブオイルはどのくらいの頻度でさしたらいいの?という質問をよくいただくのですが、基本的には毎日です!!
ケースから出し、演奏する前。演奏後ケースにしまう前。最低でも、この2回のタイミングではさすようにしてください。
バルブオイルは、軽い油です。とても流れ落ちやすいので、注意してあげてくださいね!

 

 

いかがでしたか?
今回の説明で、何か分からないことがあれば、お気軽にメッセージをお寄せください。
スタッフが誠心誠意、説明させていただきます!

 

 

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